昭和のマロ

昭和に生きた世代の経験談、最近の世相への感想などを綴る。

エッセイ(277)オバマ大統領の広島における歴史的スピーチ

2016-05-28 06:39:19 | エッセイ
 昨日広島平和公園においてオバマ米大統領の歴史的スピーチが行われた。
 
 歴史的という意味は、衰えたりとはいえ、今なお世界のリーダーとしてのパワーを持つ米国の大統領が、従来の政治家と異なる、つまり、国益に軸足を置いたものではなく、宇宙目線で人類に語りかけたスピーチだったからである。
 
 *10万人以上の無辜の死者を悼むため、その魂の求めるもの、私たちが何者なのか、何者になるかもしれないかを見定めるためにここへ来た。
 *文明は戦争で満ちている。
 
 数年の間に6000万人が亡くなった。
 
 罪のない人々が苦しみ、死に、忘れ去られた。
 *キノコ雲の姿は人間性の中心になる矛盾を鮮明にする。
 
 自然界から人類を区別し、自然を我々の意志に従わせる能力、それがいかに不相応な破壊を我々に与えるかを。
 技術は人間社会の進歩を伴わなければ破滅をもたらすことを。

 *米独立宣言に曰く。
 
 「全ての人間は生まれながらにして平等であり、その創造主によって生命・自由および幸福を含む不可侵の権利を与えられている。

 *広島と長崎が、私たち自身の道義的な目覚めの始まりとなる未来を、子どもたちに与えられんことを!

 <好奇心コーナー>
 
 中国の反応は?
 
「南京で加害者だった日本が被害者扱いされているのはおかしい」
 中国、王毅外相。・・・これが普通の政治家。