リンゴジャム、美味いよなぁ。
毎年何種類かジャム作るけど、人気は断然、リンゴジャム!去年だってずいぶんたくさん作ったつもりなのに、冬中にはさっさと在庫切れだった。取り立てて見栄がいいってわけじゃない。滑らかな舌触りなんてものもない。どっちかって言やぁ、素朴で控えめだ。でも、あの酸味と風味は、どんな果物のジャムにも負けない。ジャム界の王者だな。今年はもっとたくさん作ってやるぜ。
果樹については、ブルーベリーと柿があるだけだから、原料のリンゴは生協からの購入だ。もちろん、紅玉だぜ!!これは見過ごしちゃならん最重要ポイントだ。何故って、このすかっと突き抜け酸味だろ、煮詰めればとろける実の具合だろ、これ、絶対他のリンゴじゃ手に入らない。試しに、一番出回るフジでやってみな。酸味不足で虚け者だし、実の方はいつまで煮詰めてもとろりと崩れて来ない、どこまでも自分を保つ頑固者だ。いっくら、レモンとかで酸味足したって無駄な努力ってもんさ。
ただ、紅玉は、出回り時期も短く、日持ちが悪い。すぐにスカスカになるし、傷は広がるし、酸味は消えてなくなる。機を逃しちゃならんのさ。
そろそろ、季節だな、と生協の注文票をチェックして、出た!出たぞ紅玉!さっそく5キロ注文した。到着したリンゴは球数にして25個ほど。うーん、これだと2回煮んなねな。芯を取り、皮を剥いて、しゃきしゃきの実はスライス器で薄切りだ。おっと、どうせトロトロにするんだから、フードプロセッサーで砕いちゃえ、ての、絶対ダメだから。トロリはトロリでも、まったく別ものになる。なんか、糊のようなねっとり具合で味まで変わっちまうからね。
皮も捨てちゃいけないよ。真っ赤に色づいたやつは、実と一緒に煮る。ほぉぉぉら、赤い色が染み出してくるだろ。これがピンク色のリンゴジャム作る秘訣だ。去年までは、袋に入れて、色素を煮出し、十分色付いたら取り出して捨てていたんだが、なんか、袋洗うの手間だよな、って今年はそのまま放り込むことにした。煮上がったら一片ずつ取り出しゃいいさ、大した量じゃないんだし。
原料半分で2.5キロだが、ここから芯や皮を取り除くと、800グラム減って、1.7キロ。これ一鍋じゃ無理。鍋2つで煮始めて、途中しんなりしたら一つに合わせる。おっと、砂糖の量は45%目安ってとこね。殺菌しておいたビンに詰めて、蓋をし、さらに過熱殺菌して出来上がり。今回は、量多いので、ビンは大きめの中ビン、これなら1回分、4~5本で詰め終わる。中一日置いて、2回作って5キロを消化した。そう、届いたらさっさと加工しないとね、すぐに傷んだり、ミソ、すかすか、になったりするから、これも要注意だ。忙しくって、なんて言っちゃいられないぜ、リンゴジャムに関しては。
2日で仕上がりは中ビン9本!
十分だろって?とんでもない!またまだ足りない。来週分も同じく5キロ注文した。こっちの方は、贈答用にも使えるように、普通のジャムピンだ。20本はできるだろう。それで、リンゴジャムは打ち止めだ。パンに塗って、ヨーグルトに合わせて、紅茶に入れて、・・・ふふふ、これぞ幸せってもんだぜ。
あっ、忘れちゃならない。取り出した皮だが、これがまた抜群に美味しい!つまみだしたら止まらない。ちょっとしたおやつに最高だ。ただし、紅玉は農薬を抑えたものを使いたね。
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