概要:本会議質疑3日目(最終日)。高砂消防本部の旧高砂分署は指定文化財。管理は消防本部でいいの?他、公共施設は造った後にきちんと維持管理して貰わないと、文字の薄れた「ブライダル都市高砂」の看板になってしまったりメイン遊具のない向島公園等、設置当初のプレゼンイメージとはかけ離れた施設になってしまいます。
解説)9月16日(水)、朝は7時半過ぎに市役所へ”出勤”。目的は今週末(18日金曜日)の15時に迫っている平成26年度に関する決算質疑内容のの事前提出書類を作成する為です。
少しは進みましたがまだまだ昨年度(H26)の執行状況の質疑内容の作成には時間がかかりそうで明日も早朝出勤を予定しています。
10時~は本会議質疑の3日目(最終日)。一般会計の補正予算をメインに様々なことが質疑されましたが、特に質疑が白熱したのは以下のこと。
①高砂市消防本部の”旧”高砂分署の今後の活用について、歴史的価値があるとして指定文化財扱いになる予定ですが、1階は防災倉庫として使用、2階は消防に関する展示と交流スペースとして活用するとのことで、所管が消防本部となることに対し、本来の消防本部の役割を逸脱しているのではないか?文化財であれば教育部の所管では?
[本年3月、議員が現物(消防本部旧高砂分署)を確認に出掛けた時の様子]
②来年2月に開館する新図書館について名誉館長を設ける予定であるが、その役割は歴史文化の発信としての講演会やアドバイスとし月3回程度の出勤で報酬は10万円。本当に名誉館長は必要なのか、額は妥当なのか?
③工楽松右衛門邸の寄付について、本当に有効に使えるのか?維持管理が出来るのか?等など。
私は③のことに関し、「これを選択するということは、限られた資源(予算)の中で様々な取り組みが反故にされることになる。また事業開始時には立派な計画になってプレゼンされたであろう向島公園のイメージや市ノ池公園についても、今では向島ではメインの遊具が撤去され補充なし。市ノ池公園の芝生広場は名前は残ってもその姿は無く、芝生を維持する仕組み、予算も設けられていなし。歩道橋に掲げてある『ブライダル都市』の看板も字が読めない程かすれ、公園には故障中のまま1年以上放置されたままの時計があり、これらの原因が現場を預かる人に聞くと「予算がない」に行きつく。今回の工楽松右衛門邸活用も同様に最初だけになるのではないのか?維持管理は大丈夫か!?」と質問。
市長からは「他の事ではなくてこれ(工楽松右衛門邸活用)を事業としてやるから他はしないのか、と言われれば苦しいが、何とか高砂の活性化の為にやりたい」とのご答弁。
公共事業で有るだけに、有ったらそれに越したことはないことばかり。しかしその取組にきちんとしたコストパフォーマンスがあるのかどうか、議員としての今回の予算審議段階に加え、最初の話になりますが決算段階で検証をしないといけません。
本日も終了は18時45分頃。明日と明後日は一般質問ですが、私は今回は行わないので、聞くばかりです。
なんか遊具や看板、除草等々のお話しをしていると、ケチばかり付けているみたいに思われる方もおられると思いますが、貴重な税金を使っての施設は本当に設置当初の目的を果たす為にはきちんと品質を維持向上して頂かなければなりません。