たかはしけいのにっき

理系研究者の日記。

Legendre変換までのひと時

2009-03-27 02:56:43 | Weblog
 エネルギーは仕事をする能力と定義される。だから、エネルギーと仕事の関係という法則が成り立つのだし、2状態での比較ができるようになるのだ。エネルギー保存則、それは、全宇宙のエネルギーは常に一定で、増えたり減ったりしないことを示す。
 Newton力学のお話ではそれだけ良いが、同じ古典物理学でも熱力学では、それだけでは扱えないモノがある。力学でいうとこのエネルギーを内部エネルギーっと言い直し、内部エネルギーの中から仕事として使えるエネルギーを自由エネルギーとして定義するのである。
 特に、定圧下ではGibbsの自由エネルギー(G=F+pV)、体積一定下ではHelmholtzの自由エネルギーと呼ぶ(F=U-TS)。
 (理系の皆さん、定性的にこんな感じであってるよね??(笑))

 自分の成長を胸中に湧き上がるのを感じる日々である。内部エネルギー的には、ちょっと、イイ感じ。だけど、あんまり実質的には得をしていないと思う。
 俺を正確に理解できる人が何人もいるなんて期待は、とうの昔に消え去った。短い時間でわかってくれるであろう人なんて、絶対にいない事も、ずーっと前に知っている。仲がイイのと、俺が相手をわかろうとしているのと、俺をわかってくれているのと、俺をわかろうとしてくれているのとは違う。
 俺が本当に求めているのは、俺を理解しようと努力する人ではなく、わがままにも、正解者である(絶対にいないことも熟知している)。わがままにもと書いたが、これは「本当に」という意味で、誰でもそうなのかもしれない。だが、人間は上手く作成されていて、その微分係数値によってでも、人は、幸せを感じることができる。

 今、もっとも俺のことを理解しているであろう、心の度量が半端なく大きく、学術的にも実質的にも賢すぎる、ムカつく天才は、俺の本当の意味での唯一の相談相手である。ってか、カウンセラーに近い(笑)。
 この天才と話すことによって、俺は、体積一定下なのに、エントロピーを下げてもらうことにより、少しづつHelmholtzの自由エネルギーを増やしてもらっている。内部エネルギーは自分の経験で蓄えるしかないわけだから、それは頑張って増やせていけるけど、この自由エネルギーを増やしてくれるのは、今のところ、あのムカつくほど賢い天才だけである。

 俺なんかが、あの天才に返せることと言ったら、正解者になろうと努力することである。
 あの天才は、どのようにして、あれだけの自由エネルギーを持つことができているんだろうか??
 …忘れてた、さすがガチの生物学専攻、俺は今まだ物理学専攻だから、より使う体積一定でしか考えてなかったが、定圧下のGibbsの自由エネルギーを使えば、理解できそうだね。それが、ちゃんとした正解とはいえないだろうけど。。

 それすら身につけろってのは、ちょっと待ってくれ。Legendre変換は休憩してから。
コメント
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