Days of taco

やさぐれ&ヘタレtacoの日常と非日常

ワーカホリック歓迎

2018年04月30日 | 映画など

スティーブン・スピルバーグ監督

「レディ・プレイヤー1」を見る。

鳥肌が立つシーンがいくつかあったので、

これはもう、傑作だと言っていいでしょう。

 

 

主人公たちが「シャイニング」の世界に入り込む場面で

思わず身を乗り出す。おお。スピルバーグが

キューブリックをリメイクしている、と興奮。

ガンダムがメカゴジラと戦ったり、

黒澤明やオーソン・ウェルズへのオマージュがあったりと、

シネフィルはもとより、

70年代以降のポップカルチャーに触れた人なら、

そして日本人なら、きっと喜んでくれそうな意匠ぶり。

さらに選曲がヴァン・ヘイレンやビー・ジーズ。

ホール&オーツといった、

時代を感じさせるポップソングで映画を彩るという。

ヴァーチャルな近未来を描く先端的な映画と思いきや、

趣味性の高いオタク映画の様相を示していて、

結局のところ、老若男女が楽しめる映画になっているというか。

 

たたみ掛けるような演出はお手のものだけど、

スピルバーグ監督、もう71歳なんだから、

こんな大騒ぎな映画なんか撮らなくても、と思うけど、

同時期に「ペンタゴン・ペーパーズ」も撮っている凄さ。

スピルバーグは、超娯楽大作と並行して

シリアスな映画を撮るときは、絶好調の印というか。

まあワーカホリックなんでしょうな。

 

93年に「ジェラシック・パーク」と

「シンドラーのリスト」。

05年に「宇宙戦争」と「ミュンヘン」。

ジャンルの違う傑作を

同時に撮るときのスピルバーグ再び、という感じ。

 

来年は「インディ・ジョーンズ」の新作。

その次は「ウェストサイド物語」のリメイクを撮るらしいけど、

70歳超えの老監督に、

アメリカ映画はまだまだおんぶにだっこの様子ですな。

 

 

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