goo blog サービス終了のお知らせ 

Days of taco

やさぐれ&ヘタレtacoの日常と非日常

きみはぼくが旅をする理由

2025年05月14日 | やさぐれ男のつぶやき
医学書院の名物編集者だった
白石正明さんが「ケアと編集」という本を
岩波書店から出していて、それがすこぶる面白い。
文中、精神科医の春日武彦さんの言葉を
引用しているのに目が留まる。いわく、

困難は一つだと苦しいが、二つ以上あるとなんとかなる。
二つ以上あれば、一つの困難に深入りして抜けられなくなるのを防げるし、一つの困難をもう一つの困難を通して考えると、それぞれに別の角度から光が当たって理解の助けになる。

なるほど。
困難が一つだと深みにはまってしまうんだな。
自分も困難を感じていることは
それこそ山のようにあるんだけど、
ひとつひとつに向き合う負担は軽くて済む
ということなんだろう。

たとえば「腰が痛い」「金欠である」
という二つの困難があるのだけど、
腰いてえ〜と叫んでいるときは
貧乏であることがあまり気にならないし、
金がない、ぜんぶビンボが悪いんじゃ〜と嘆いているときは、
腰の痛みはさほど感じないということか。

ううむ。いままさにお金がなくて
それはそれはくよくよしているんだけど、
腰にじんわり痛みが出てきているのは
どうしたらいいのだろうか。

やはり「くよくよするなよ」を
聞くのがいちばんかな、と。腰にも良さそうだ。
といいつつ、ディランではなく、バラカン方式で
テデスキ・トラックス・バンドの演奏をば。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 卑屈かつ尊大な | トップ | 中国女に笑われた日 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。

やさぐれ男のつぶやき」カテゴリの最新記事