Days of taco

やさぐれ&ヘタレtacoの日常と非日常

なんてったってアイドルの哀愁

2006年09月03日 | 映画など
『雪に願うこと』を見る。

伊勢谷友介。
吹石一恵。
小泉今日子。
山崎努。
佐藤浩市。

この顔ぶれ。アンサンブルの妙。
キャスティングで見せるお手本のような映画だ。

 雪に願うこと(2005)
伊勢谷友介も好演。彼が母親に会いに行くシーンは泣けます。



伊勢谷友介演じる青年は、東京で会社を経営していたが、
多額の負債を抱え、逃げるように故郷の北海道に帰る。
故郷には、兄(佐藤浩市)がいた。
兄は「ばんえい競馬」という、
橇を引いた競走馬を調教する厩屋を運営していた。

兄は弟を疎ましく思いながらも、
厩屋の仲間と一緒に、ここで働くように言う。
家族を捨てて、東京に出たにも関わらず、事業に失敗した弟。
それを恨みに思いながら、冷たく突き放すことができない兄。
このふたりを軸に、厩屋の仲間たちとの交流が描かれる。

とりわけ、賄いのおばさん役の小泉今日子が素晴らしい。
一時代を築いた、超アイドルなのに、
映画に出るとこの人は、
なぜか憂いを帯びた女を演じることが多い。
存在感のある女優さんだと思う。

この映画、小泉今日子が出ていることもあって、
浅野忠信と共演した『風花』と雰囲気が似てるなと思ったら、
原作者が同じだった。ああ、そうか。
小泉今日子は、あの『風花』の風俗嬢のイメージそのままだった。
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