Days of taco

やさぐれ&ヘタレtacoの日常と非日常

しあわせの予感

2015年08月28日 | 映画など

ジョン・カーニー監督「はじまりのうた」を見る。

見ていてこれだけ気持ち良くなる映画も珍しい。

音楽が人と人を繋げ、あたたかなものがこみあげてくる幸福感。

恋人のスター歌手に浮気をされた

シンガーソングライターのグレタ(キーラ・ナイトレイ)が、

落ち目の音楽プロデューサー・ダン(マーク・ラファロ)と出会い、

一緒にアルバムを作るというストーリー。

ありがちというか、ステロタイプな話なのだけど、

歌われる楽曲の良さはもちろん、何よりもこの映画の作り手たちが、

音楽の持つ力を信じているところが感じ取れる。そこが最大の美点。

音楽が人の心を優しくし、背中を押すのだ。

 

そして、キーラ・ナイトレイが素晴らしい。

この女優さん、「パイレーツ・オブ・カビリアン」とか

「つぐない」(←傑作ですよ)、あるいは「プライドと偏見」といった、

時代ものやコスチュームものが多いので、

本作のような現代が舞台で、

しかも年相応で等身大な役どころは珍しい。

彼女のボーカルがまた、いい味が出ていて滲みる。

久々にサントラを買いたくなる映画というか。

すっかりキーラ姐さんに首ったけ(←死語)でございます。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 初秋、そして酩酊 | トップ | No Yakisoba No Life »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

映画など」カテゴリの最新記事