Days of taco

やさぐれ&ヘタレtacoの日常と非日常

正真正銘の証明

2022年04月08日 | 日々、徒然に
NHK朝の連続テレビ小説
「カムカムエヴリバディ」が終了。
感涙。そして感服。お見事としか言えない幕引きに、
半年間見続けてきたからこその幸福感に浸る。


いくら放映期間が長いからといって、
ヒロインが3人もいて、100年の物語をやり切るなんて、
そんなことできるんだろうかと思っていた。

実際、上白石萌音演じる、
最初のヒロイン安子の物語は駆け足だった。
あっという間に成長して結婚して娘を産み、
夫が戦死するという展開が早すぎて、
あそこで出てきた人物はその後どうなったの?
とか、あの場面は中途半端では、と思っていたら
娘のるいが二代目ヒロインとなり、彼女の娘ひなたが
その後を継いでいくに従い、物語の進行が
だんだんゆっくりになる。
そのあいだに、散らばっていた物語の糸が
だんだんと結ばれていくところの醍醐味。
緻密な伏線回収にぐうの音も出ないというか。
3人のヒロインで朝ドラを3本見たお得感がありつつ、
1本のシリーズとしての統一性が素晴らしい。

ジャズ。ラジオ。英語。流行歌。野球。時代劇。
コーヒー。そしてあんこ。おはぎ。回転焼き。
さまざまな小道具や背景がドラマに彩りを与えていたし、
喜怒哀楽がたくさん詰まった物語を堪能。

3人のヒロインはみんな好演でしょう。
特に、娘時代から老年に至るまでを演じた
深津絵里は彼女の代表作になるんじゃないだろうか。

斬られ役の大部屋俳優を演じた松重豊。
ワガママな女優役の安達祐実。
るいの親友ベリーを演じた市川実日子、
いろんな役で登場をくり返し、
最後の最後で場面をさらった徳井優。
米軍のクリスマスパーティで、
「オン・ザ・サニー・サイド・オブ・ザ・ストリート」を
熱唱した世良公則など、
適材適所な助演陣も楽しめたというか。

なんか絶賛してますが、
だってだってなんだもん、という感じです。

来週からは「ちむどんどん」。
沖縄を舞台にしているようで、
黒島結菜さんがどんなヒロイン像を見せてくれるか。
また半年間楽しみたいと思います。


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