英国推理作家協会が、
毎年すぐれた翻訳小説に授与する
インターナショナル・ダガー賞に、
王谷晶「ババヤガの夜」が選ばれた。

暴力を唯一の趣味とする女が、暴力団の一人娘の
護衛を引き受けることから繰り広げられる、
バイオレンスアクション小説。
発表されたときはシスターフッドの文脈で語られることが
多かったように思うけど、
これほど血湧き肉躍る小説もなく、
エンタテインメントとしても素晴らしい。
今回の受賞を契機に、さらに多くの人に読まれると思うけど、
寺田克也さんのカバーイラストが絶品なのですよ。お勧めです。
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