なんだか、山田詠美の小説みたいだが、
高校生の頃、数学がチンプンカンプンで、
赤点の連続だった。数学ができないだけで、
人生が終わったかのように感じた高校時代の僕。
そんなときに見た映画、『高校大パニック』。
監督は石井聰亙(共同監督として澤田幸弘)。
高校大パニック(1978)
進学校の落ちこぼれ高校生が、
「数学できんとが、なんで悪いとや」
といいながら、数学の教師を銃で撃ち殺す。
そして、女子学生(浅野温子)を人質に学校に立てこもる。
そこには、社会に対する怒りとか、肉親に愛されない悲しみとか、
そんなものはいっさいなく、
ただ、勉強ができない。
先生から認められない。
友人からも馬鹿にされる。
そんな単純な怒りで、教師を撃ち殺す。
ストレートな衝動から爆発するバイオレンス。
高校時代の僕は、
まさに、これは自分のために作られた映画だ、と思った。
そして石井聰亙という監督を心に焼き付けた。
『狂い咲きサンダーロード』『シャッフル』『逆噴射家族』。
怒りと衝動に満ちた、これらの映画群に魅了され続けた。
そして、今日、その石井聰亙監督と会った。
雑誌の取材で、ライターのS君とカメラマンのYさんと共に。
その場で、僕は自分がプロだということを忘れ、
「僕は、高校のとき、数学ができなかったんですよー」と訴えた。
49歳にしては、ものすごく若く見える監督は、
僕を見て、苦笑していた。
迷惑ですよね、そんなこと言われても…。
高校生の頃、数学がチンプンカンプンで、
赤点の連続だった。数学ができないだけで、
人生が終わったかのように感じた高校時代の僕。
そんなときに見た映画、『高校大パニック』。
監督は石井聰亙(共同監督として澤田幸弘)。
高校大パニック(1978)
進学校の落ちこぼれ高校生が、
「数学できんとが、なんで悪いとや」
といいながら、数学の教師を銃で撃ち殺す。
そして、女子学生(浅野温子)を人質に学校に立てこもる。
そこには、社会に対する怒りとか、肉親に愛されない悲しみとか、
そんなものはいっさいなく、
ただ、勉強ができない。
先生から認められない。
友人からも馬鹿にされる。
そんな単純な怒りで、教師を撃ち殺す。
ストレートな衝動から爆発するバイオレンス。
高校時代の僕は、
まさに、これは自分のために作られた映画だ、と思った。
そして石井聰亙という監督を心に焼き付けた。
『狂い咲きサンダーロード』『シャッフル』『逆噴射家族』。
怒りと衝動に満ちた、これらの映画群に魅了され続けた。
そして、今日、その石井聰亙監督と会った。
雑誌の取材で、ライターのS君とカメラマンのYさんと共に。
その場で、僕は自分がプロだということを忘れ、
「僕は、高校のとき、数学ができなかったんですよー」と訴えた。
49歳にしては、ものすごく若く見える監督は、
僕を見て、苦笑していた。
迷惑ですよね、そんなこと言われても…。
石井聰互は俺も会ってみたいです。
49なの!人間歳をとるわけだなー。
分別ありそうなオトナの振りをして、
やんちゃな面が見え隠れしていましたよ。