世の中には二種類の人間がいる。
「ペット・サウンズ」を好きな人と、そうじゃない人だ。
と書いたのは村上春樹。
じゃあ自分はどうかというと、
「ペット・サウンズ」は、ロックを聞く者なら
当然聞くべき名盤ということで、お勉強として聞いたのが最初。
だから好きかどうかというより、これは名盤なんだ、すごいんだと
自分に言い聞かせてきたところがあるというか。
ビートルズの「サージェントペパーズ」は一聴して
これは名盤だと思えたのだけど、「ペット・サウンズ」は
果てしなく内省的で寂しいアルバムであり、
正直、喜んで聞くようなものではなかった。
ましてやビーチボーイズといえば、
「カリフォルニア・ガールズ」であり「サーフィンUSA」の
楽しくて明るいイメージがあるところに、
ブライアン・ウィルソンってなんて暗い人なんだ、と。
でも、このアルバムの重みというか、
誠実なところがじわじわと浸みてきたというか。
長年聞いてくると、体のどこかに澱みのようなものが溜まってきた。
さらにブライアンの伝記映画「ラブ&マーシー」で、
「ペット・サウンズ」が作られていく場面に魅せられたりして、
いい感じで澱んできたところで、今回の来日公演があったのです。
聴くわ、こんど。
で、話したいのはこれやねん、「少年ジャンプ」伝説の編集長。おもろいから読んだっといって。
http://news.denfaminicogamer.jp/projectbook/torishima/4
いや、まじ、めっさおもろいで。
しているので、勉強になったというか。
「おれは鉄兵」、50回読むかなあ。