クリント・イーストウッド監督『J・エドガー』を見る。
ほんと、何度も同じことを書くが、
イーストウッドは傑作をいったい何本作れば気が済むのだろう。
映画は光と影の芸術だと言うけれど、
陰影に富んだJ・エドガーの人物像と、
この稀代のFBI長官が生きた
アメリカという国の姿が浮き彫りに。なんとも濃厚。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0f/6d/2d2349ad218b31816b5a9671bd6e47f7.jpg)
FBIとかギャングとか、
アメリカ映画にはつきもののネタであり、
それをアメリカ国民、ひいては世界中の観客が享受していた。
その裏側というか、アメリカの影の部分を
ひとりのFBI長官を通して見つめていると書けばわかりやすいだろうか。
ジェームズ・ギャグニーのギャング映画が
何度か挿入され、そうした虚構の部分もアメリカである。
功成り名を遂げた(ように見える)エドガーが伝記作家に
虚実が曖昧な半生を語りながら、
現在と過去の時系列が激しく移り変わる多重構造。
エドガーという一筋縄ではいかない人物を語るには、
こうした複雑な語り口がベストなのだろう。
ディカプリオという俳優は、
『タイタニック』の影響か、ずっと19歳のあんちゃんのような
イメージがあるのだけど、もう37歳。
本作では20代から70代まで、特殊メイクをしながら熱演。
歳を取って恰幅のよくなったディカプリオは、
ジャック・ニコルソンそっくりというか、まさに性格俳優。
そんなディカプリオにそっと寄り添う
秘書役のナオミ・ワッツも素敵。この女優さんはいつ見ても素晴らしい。
それにしてもイーストウッド。今年で82歳とな。
あと何本この人の映画を見ることができるのだろう。
今度はビヨンセで『スター誕生』である。あと俳優にも復帰するらしく、
メジャーリーグの老スカウトの役と聞く。
いまやアメリカを背負いまくりの人だな、と。
ほんと、何度も同じことを書くが、
イーストウッドは傑作をいったい何本作れば気が済むのだろう。
映画は光と影の芸術だと言うけれど、
陰影に富んだJ・エドガーの人物像と、
この稀代のFBI長官が生きた
アメリカという国の姿が浮き彫りに。なんとも濃厚。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0f/6d/2d2349ad218b31816b5a9671bd6e47f7.jpg)
FBIとかギャングとか、
アメリカ映画にはつきもののネタであり、
それをアメリカ国民、ひいては世界中の観客が享受していた。
その裏側というか、アメリカの影の部分を
ひとりのFBI長官を通して見つめていると書けばわかりやすいだろうか。
ジェームズ・ギャグニーのギャング映画が
何度か挿入され、そうした虚構の部分もアメリカである。
功成り名を遂げた(ように見える)エドガーが伝記作家に
虚実が曖昧な半生を語りながら、
現在と過去の時系列が激しく移り変わる多重構造。
エドガーという一筋縄ではいかない人物を語るには、
こうした複雑な語り口がベストなのだろう。
ディカプリオという俳優は、
『タイタニック』の影響か、ずっと19歳のあんちゃんのような
イメージがあるのだけど、もう37歳。
本作では20代から70代まで、特殊メイクをしながら熱演。
歳を取って恰幅のよくなったディカプリオは、
ジャック・ニコルソンそっくりというか、まさに性格俳優。
そんなディカプリオにそっと寄り添う
秘書役のナオミ・ワッツも素敵。この女優さんはいつ見ても素晴らしい。
それにしてもイーストウッド。今年で82歳とな。
あと何本この人の映画を見ることができるのだろう。
今度はビヨンセで『スター誕生』である。あと俳優にも復帰するらしく、
メジャーリーグの老スカウトの役と聞く。
いまやアメリカを背負いまくりの人だな、と。