うひょひょひょひょひょ。
うう。歯の治療でつらい思いをしているのに、
どうして貴様のようにふざけた男が
世の中にいるのだ、邪悪なT君よ。
「ふざけてるのはペヤングの方ですよ〜。
だって、まさかアレが入ってるなんて、
想像すらしませんでしたからね〜」
アレって何だ。
マヨか。ただ大量に入ってるだけなんだろ。
「大量どころじゃないですよ〜。
まるで●●●●ですね〜。
これだけ大量の麵にマヨを
ぶちまけるわけるとはいやはや〜」
ぶちまける、って何だ。
あと、禁止用語を使うんじゃない。
そもそもなぜそんなに大量のマヨがいるのだ。
「それはペヤングに聞いてくださいよ〜。
あ、ひょっとして、アレですね〜アレ〜」
アレって何だ。
曖昧な指示代名詞を使うんじゃない。
「あまりにも大量なんで、きっと
チューブ入りのマヨが1本入ってるんじゃないですか〜。
だってデカいですからね〜軽く入りますよ〜
パッケージを開けると、ぐぐっと奥に入ってますよ〜」
マヨのチューブが入ってるわけないだろう。
そんな焼きそば見たことないぞ。
「だからペヤングなんですよ〜何するかわかりませんからね〜。
チューブ1本、まるっと焼きそばにぶちまけるなんて、
速攻で桃源郷行きは決まりですね〜うひょひょ」
そんなにチューブ入りが好きなのか。
だったら貴様をチューブに入れてやる。
そう叫び、奴の体を切り刻み、茹で卵と酢、
あとオリーブオイルを入れてかき混ぜる。
10分ぐらい必死にかき混ぜていたら、とろとろのマヨに。
「うひょ〜マヨになっちゃましたよ〜
これでアレにもコレにもソレにもかけられますね〜
さあさあ。まずは焼きそばにかけてください。ほらほら〜」
邪悪なT君は満面の笑み(とろとろだけど)を浮かべ、
にゅるりと焼きそばを覆っていくのでした。
そして焼きそばがマヨの黄色で埋まったとき、
信じられない奇跡が起こるのでした。って起こりません。