蕎麦やら、酒やら、料理やら・・・ピアノやら・・・それにしても、ドーナンダ?たむらん

趣味の蕎麦打ち、元来の酒好き、そして料理作りと仲間と一緒にわいわい、と
たまに思いつくあれこれと・・・趣味も

皐月2

2013年05月12日 23時16分21秒 | Weblog

 

どうしたことか、今年は連休過ぎても暖っこうならんかったのがようやっと温うなってきた。。
吹く風が心なしかひんやりで普通に過ごすと夜とかは思わず「寒いのぅ」ということもあった。

今より10数年若かった頃、たまに職場の某先輩とサシで飲んでいた。
今は既に退職されているが、お互いにもっと若い頃に一緒に仕事してた頃からこのかた、私が後輩であるにもかかわらず、先輩に向かってわりかし言いたいことを言っていた。
そうした関係がずーっと続いていたのであるが、役職が上がっていって歳とられてからの飲みでは、「オレは嫌われている。」とか「そうしてはっきり言ってくれるんは後輩のお前くらいのもんだ。」
とかの自虐的発言とともに、自分の仕事振りをどちらかというとちょっと誇示するかのような言いぶりの話が混ざるようになった。
なんとなーく、そうした自慢話的な話題に付いて行きにくい感じを持ちながらもつきあっていたのだが、そうした話題以外では、勉強になることもたくさんあったのである。

そして、現在、某先輩と飲んでいた頃の某先輩と同じくらいの歳になり、実家に居候しながら職場に通う毎日、、、
飲み会とかない日は77歳と76歳の両親と晩飯を一緒に食べる。
晩飯の席で、主に喋るのはお袋、親父はそれに反応したりせんかったり、お袋の「話に入ってきて欲しい」ってオーラを振りまいとるんも感じるけど、ひとことひとことに絡んでしまいそうで、、、、、
どう関わるかのぅと考えとるうちに、親はテレビの鶴瓶を見て何が可笑しいのか笑っとるし…ま、いいか。
で、鶴瓶を見とるんかと思うたら、別の話題に、どうやらご近所の話、それから昔の話。
近所の人がどうだった、(仕事で関係のある)あの人はああだった、○○(私の息子、すなわち孫)があんなことした、こんなことを言った…
どうやら、相当昔の話にようだ。少なくとも孫がどうしたこうしたの話は、かれこれ20年くらい前の話だ。
また、聞き流してはいるが、既に商売現場から身を引いた(正確には身を引かせた)親父が、弟の商売のやり方や従業員の働き方について、昔、自分のしてきたことを引き合いにして、あれこれと口出し始める。

最近、ようやっと腑に落ちてきたような気がする。
「あ、この二人は、過去のことで生きとるんだ。」
問わず語りに聞いてはいても体験を絶対に共有できない両親の生い立ち、物ごころついて記憶に残る商売の忙しさ、高校卒業して親元を離れてから、弟が商売を継いで今に至るまで、日々の関わりはなく節目での関わりしかなかった。
それが会話の続かない理由のひとつかもしれないが、まだ現役で働かにゃならん身として、この先のことをどうしょうかと思うとる思考回路に、両親の言う話は、異次元とまでは言わんが、過去の成功や近所の人にまつわる昔話は、今の自分には絡んでこないのである。
そして、この「腑に落ちた」感じと某先輩と交わした会話を思いだして、「あ、昔の自慢話や成功体験とかの話が出始めたら、、、そうか、過去のことで生き始められたんだなー」
と、整ったような気がしてきたのである。
そして、最近の我が身、昨日今日の我が身はどうであったかを顧みんといけんのう、と思うた次第。

とは言うものの、親父から、少し前に、北朝鮮の過激な行動について、「何を考えとるだいや、北朝鮮は…」とびっくりするよな話題を振ってきて、北朝鮮には中国がバックについていること、実際に攻撃してきたらアメリカはどう出るか、中国はどうか、、、などとしばし会話した。
晴耕雨飲の生活しかしてないように見てたのに、現在とひょっとして将来の話らしきことをしたことに正直、多少の安堵と嬉しさを感じた。
でも、それから2、3日して、
「何を考えとるだいや、北朝鮮は…」と言い出して同じ会話を展開することになったのには、別の意味で複雑な心境となったのであるが。

 

UNKNWON様:いろいろやったのですが、どっちかて言うと受け身でしたから。
           それでも、結局は自分がそれに参加したり関わったわけですから、自分の選択と
                    いうことではありますが…
           しばらくは平静な日々となることでしょう。 

コメント (1)
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