裏金裁判

群馬県警警察官として真面目に勤務し、警察学校同期のトップで警部補に昇進した大河原宗平さんは、裏金の領収書に異議を唱え、虚偽書類ではないかと抗議したことから出世コースの県警交通指導課から地方の交番勤務に左遷された。
しかし、警察官に誇りを持っていた大河原さんは、左遷も受け入れて勤務をしていたが、ここから県警の嫌がらせが始まった。
自宅からの通勤を認めず、単身赴任を強制した。そして、自動車ナンバー読み取り装置のＮシステム（道路の上にあるね、どこでも。あれは狙った人物の行動を警察が監視できることになっているのだ）で、大河原さんの行動を監視する。
この当時、高知県でで警察の裏金問題が火を噴き、警視庁は全国に飛び火しないように通達を出していた。裏金を告発しそうな人物の洗い出しを支持していた。そこで群馬県警では大河原さんが狙われた。
北海道警幹部の原田さんが裏金問題を告白した２００４年２月１０日の６日後、大河原さんは公務執行妨害などで。
その間、不倫のデッチ上げなどの汚い手段が行われたりしているが、大河原さんはめげずに闘い、今も不当解雇を訴えて国賠裁判をしているのだ。
昨日、俺も声を掛けた頂いて国賠裁判の傍聴に行った。
警察の腐敗は裏金に始まっている。この問題を解決しない限りは、警察官の士気は上がるはずはない。税金泥棒で、その盗み金は地位の高い人間ほど旨い思いをして大金を手にするのだ。圧倒的に多い地周りの警察官は領収書を書くだけで、はした金しか得られない。切ない話だ。
裁判には、愛媛県警で裏金と闘った仙波氏も傍聴に来ていたが、全国に大河原さんや仙波氏のような警官が増えれば、警察は本来の警察の戻るだろう。
本来、警察官になろうとする人間は真面目で正義感も持っている。その正義感がまともに貫ける警察のなるように、我々国民の監視が必要だ。きっと全国の警察内部には、幾百、幾千の「大河原、仙波」がいて、この闘いを注視しいていようから。