桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

思い出

2021-08-21 | Weblog
あれは何年前だったか、東京ドームで対日本ハム戦を観た。
何時も通りに俺はヤジっていたが、そのヤジに対して「いいのを聞かせて貰いました」と、隣の日本ハムファンらしき人から声を掛けられた。
それからも楽しく観戦したのだが、そのときに日本ハム選手評や巨人選手評でも盛り上がったけど、俺は日本ハムの中心選手である中田翔を評価しなかった。
リトル清原的で、それなりに打撃力もあるし、足も肩もあるが、タイトルを取ったり、爆発的に力を発揮したりしてチームを牽引する存在ではないにも関わらずに、自分では力量以上に自己評価している感じがするからだった。
そんな中心選手は好調ならば良いが不調になればチームの足枷にしかならないのは、長く野球を観ていれば明らかだからだ。
その中田翔が巨人にトレードされて来た。
チームでの暴力事件で出場停止となり、もはやトレードで引き取る球団も無くて、これで引退とも報じられた中田翔を思うと、人間は失敗するし、どんなことをしたとしても、それを乗り越えてやり直す機会はあるべきだし、中田翔の才能を、これで終わりにしては勿体ないと思った。
でも、まさか巨人が引き取るとは思わなかったなぁ。
俺は、ハッキリ言って中田翔は好きではない。好きではないが、失敗からやり直す中田翔は応援したいし、する。
世間では中田翔を批判し、巨人トレードを非難する人が多いらしいが、そんな奴らは気にするな。これを契機に中田翔としての野球人生を振り返り、何が足りなかったか、何が抜けていたかを認識して、新たな野球人生を過ごして野球界に記録と足跡を刻んで欲しいと願ってるよ。
頑張れ、中田翔❗️
かの日本ハムファンは、果たして今回のことを、どう思っているやら、もう1度、会って話してみたいものだ。

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