桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

ボディカメラ

2015-04-30 | Weblog
アメリカで黒人が警官に、殺されたり、暴行される事態が絶えず、ボルチモアでは暴動が発生したそうだが、この警官による黒人に対する異常な行為に対処するために、大統領選挙に立候補したヒラリー・クリントンは「黒人と警官の双方わわ守るために、全警察官にボディカメラを持たせるべきた」と発言した。
多分、近い将来、アメリカでは、全警察官がボディカメラを装着することになるだろうが、我々が求める取り調べ可視化の行き着く先は、ここになるだろう。
先ずは、全警察官にICレコーダーを装着させ、次いでボディカメラに移行させる。そうすれば、犯罪捜査は、総てが可視化されて違法行為や違法操作(捜査ではなく、刑事による証拠の歪曲や捏造などの行為)を防ぎ、確実に冤罪を少なくさせることが出来るだろう。

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1 コメント

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主権者としての当事者意識の違い (Tri)
2015-04-30 16:50:18
日本ではウェアラブルカメラどころか、取り調べ時の可視化すらまだきちんと採用されてませんから、アメリカと比較して民度というか主権者としての意識がここまで違うものかと、アメリカのカメラの件を知って思い知らされる次第です。

彼の地では権力は常に監視され批判にさらされるべき、という民主主義の思想が根付いているのだと思います。

日本の場合は無関心というか、投げっぱなしというか、仮に警察官が制圧行動のさなかで誤って被疑者を殺してしまっても、デモ一つ起こるか怪しいものです。最近の統一地方選挙の投票率低下や無投票当選の連発を見るに、ややこしい事、難しい事は政治家やマスコミに投げっぱなし、というマインドの人が多数派になりつつある気がします。

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