桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

鼻で笑うよ

2017-11-27 | Weblog
このところ、毎日のスポーツ新聞の1面は日馬富士の暴力事件でのあれこれだ。
どのテレビ局も、何がどうしたの、かにがこうしたのと、連日、面白おかしく騒ぎまくっている。
日馬富士の暴力では、横綱の品格とかを語る人がいるが、そもそも気性の荒いモンゴル人力士に品格を求めるのが間違いだろう。
昨日の白鵬の相撲を見ればいい。豪栄道に上手投げで勝ったが、下になった豪栄道の上に、まるでプロレス技のボディプレスを仕掛けるかのように、白鵬は自分の体重でのし掛かった。下になった豪栄道の頭から胸の上に、白鵬の体重を掛けたらば怪我をすると思わないのだろうか。普通の感覚ならば、少しでも体重を掛けないように庇うはずだ。相撲相手に対する敬意など、欠片も感じなかった。
40回の優勝は素晴らしいが、あんな感覚には品格など、あろうはずはない。
ガッツポーズもいい、叫んでもいい、相撲は変わったんだよ。品格なんて言われると笑うしかない。

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