桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

大会を終えて

2008-05-26 | Weblog
俺の参加した分科会は刑事裁判。来年に始まる裁判員制度にからむ問題点を、各先生が熱心に討議された。裁判員制度には、かなりの欠陥がある。その最たるものが裁判前整理手続き。裁判の始まる前に、犯罪の事実調べ的なものをして、裁判員はお飾りで判決に加わるだけ。変だよね。もし俺が裁判員になったらば、整理手続きに出されない証拠は調べないなんてことは許さない。裁判で大事なのは絶対的事実だから、どこまでも公訴事実の真否を追求する。
熱い議論を聞いていて、この先生方の思いが裁判を変えて行くという確信になった。
下呂温泉は緑の山々に囲まれた美しい街だった。顔馴染みの先生方とのカラオケで終わった夜!冤罪を背負って苦闘する先生方の思いを聞いて、俺が頑張る!という闘志も新たにした。布川事件が勝って道を切り開かなくては!

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