桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

話のタネ

2010-09-03 | Weblog
狭山事件宣伝の応援に来たが、裁判所前は報道陣を含めて凄まじい人!
各テレビ局が、時間になったらば沢山の人を引き連れて来た。野次馬には宣伝も、耳に念仏。では、一丁、並んでみるかと列に入って失敗。裁判所構内に整列させられてしまった。
顔を知った記者も、俺の顔を素通りして、俺がいるとは思わないみたいだが、面白かったのは「並ぶバイト代、いくらですか?」と聞いたらば、驚いたように「知りません!」と逃げたのはTBS。変なオヤジと思われた。
ちなみに俺の整列番号は.1398。当たってしまった!
知った記者に傍聴券を上げようと電話していたらば、「買いますよ」と言う人。断ったが、いくらで買うか聞けば良かったなぁ。

押尾騒ぎ

2010-09-03 | Weblog
今日は、冤罪仲間の狭山事件、石川さんが裁判所前宣伝をすると聞き、また足利事件の菅家さんも応援に来ると聞いたので、俺も応援に行くことにした。
日比谷公園を通り、日弁連前に出ようとしたらば、多数の行列者!
すぐ判ったよね、押尾学の裁判だと。
多人数になると日比谷公園を使うのだろうか?
余り有名事件と重なって裁判所な来たことがないので判らないが、他の事件と同じようにマスコミの動員が過半数なのだろう。
俺はテレビでの報道くらいしか知らないが、押尾がヤクを用意したことなど、明明白白。否認で押し通したモノ、しぶといよな。まあ証拠がなければ裁けないし、押尾なんてどうでも構わないが、こんなのが利用されて、否認、だから厳しい調べは必要、可視化は反対!などとされては困るよな。

正論

2010-09-03 | Weblog
俺は小沢一郎が好きじゃない。彼の資産の背景を追って行けば、余りにも金の疑惑が多すぎる。金を資本家層にバラ撒き、そのリベートで私服を肥やす。政治家ではなくて政治屋。そんな金集めの上手な人が実力者になり、政策を動かして行く。それが今までの政治だ。
小沢一郎は、そのチャンピオン的存在だろうが、今朝のテレビでは良いことを話していた。
官僚は税金の使い方の仕組み変えられない、だから政治で変える。人件費は変えられないが、政策費に当たる金の使い方を変えて財源を生む。
安定成長の経済にするためには内需型にしなければならない。
日本の政治も官庁もオープンにしなければならない。非正規社員を許さない。
大企業だけ儲けてもダメだし、下請けイジメは許さない。
総てが俺の政治観に一致する。
こういう言葉が小沢支持者の根拠なのだと、初めて知った。
小沢一郎の言葉は正論。このままに実行されるならば政治は変わる、社会は変わる、日本は変わる、変わるけど、小沢さんの持つ実績は、素直を信じさせてくれない。
残念だねぇ。

でも

2010-09-03 | Weblog
この夏、何度言ったか判らない、暑い!の言葉だが、まだまだ暑い日が終わる気配がない。
昨夜は、横浜から帰り、終電になった。その時間でもジワリと汗が滲むような暑さを感じながら町に帰り、自宅に近いコンビニに寄った。そして、自宅に歩き始めたらば、草むらからは秋の虫の音、稲穂を刈った香り、澄んだ空の月と、空気には秋が濃厚に現われていた。
風、空気、香り、全身に季節の移ろいを感じ取りながら生きていた獄中ならば、とっくに秋が見えていたかも知れない。シャバに生きて来て鈍ったなあと思った夜だ。