今年最後の月になりましたが、今月も模型からの束縛は切れないようです
先月E3系と共に修理依頼車両として入庫した西武NRAクラシックの作業に入りました。
編成に3個あるパンタ車両の1個が捩れてしまって、治まりとパン上げができないのが修理箇所です。
マイクロエースのパンタの出来は悪くはないのですが、全体的に構造が華奢にできていて、ちょっとした力で狂うことが多いようです。現物もかなり横ずれしているので、まず慎重にピンセットでつまんでパンタを引き上げて状態を確認します。
思っていたより素直に上がりましたが、捩れた状態と歪みは残っています。パンタそのもののダメージはないようです。
原因はパンタの足の支持台とアームの足の関節が開いているので歪んだわけです。この部分に圧力を入れて隙間を矯正したところ元に戻りました。
一回の矯正では元に戻る力が殺せないので、パンタを挙げた状態でもう一度圧力をかけ矯正しました。
大きな故障ではなくすぐに解決したのでここはおまけとして、当社で余っていた行先と特急表示を追加しました。
修理話の中でちょろっと出てきた要望は室内灯装備です。今回の作業で一番時間を要する案件です。
純正品は高価なので、当社標準の自作室内灯を組み込むことにしました。
車体を分解したところ集電板が指紋で汚れていたので洗浄を行いました。
今回は新幹線で採用している5mmLED1個仕様にしています。
新幹線の窓は小さいので光の加減も問題なかったのですが、NRAは窓が大きいので明るい部屋では光量が少し足りないようです。それでも何とか室内を照らせているので良しとしました。
先月E3系と共に修理依頼車両として入庫した西武NRAクラシックの作業に入りました。
編成に3個あるパンタ車両の1個が捩れてしまって、治まりとパン上げができないのが修理箇所です。
マイクロエースのパンタの出来は悪くはないのですが、全体的に構造が華奢にできていて、ちょっとした力で狂うことが多いようです。現物もかなり横ずれしているので、まず慎重にピンセットでつまんでパンタを引き上げて状態を確認します。
思っていたより素直に上がりましたが、捩れた状態と歪みは残っています。パンタそのもののダメージはないようです。
原因はパンタの足の支持台とアームの足の関節が開いているので歪んだわけです。この部分に圧力を入れて隙間を矯正したところ元に戻りました。
一回の矯正では元に戻る力が殺せないので、パンタを挙げた状態でもう一度圧力をかけ矯正しました。
大きな故障ではなくすぐに解決したのでここはおまけとして、当社で余っていた行先と特急表示を追加しました。
修理話の中でちょろっと出てきた要望は室内灯装備です。今回の作業で一番時間を要する案件です。
純正品は高価なので、当社標準の自作室内灯を組み込むことにしました。
車体を分解したところ集電板が指紋で汚れていたので洗浄を行いました。
今回は新幹線で採用している5mmLED1個仕様にしています。
新幹線の窓は小さいので光の加減も問題なかったのですが、NRAは窓が大きいので明るい部屋では光量が少し足りないようです。それでも何とか室内を照らせているので良しとしました。
シングルアームは非弱なので好きではないのですが、最近の車両はみんなこれですから、模型の方も仕方ないですね。Nのパンタはどれも非弱ですから壊れる確率も高いですね。
本物の比較では、ひし形に比べると部品点数が少なく、風圧がかかる面積も小さくて重量が軽いのが利点ですが、高速タイプでなければ従来のひし形で問題ないと思うんですけどね。