夢鉄城の日記

模型・鉄道・旅に関係した事を中心にしています。

伊400

2024-07-31 21:47:29 | その他の模型

今回は1/350の艦船モデルを作りました。

スペースの関係上1/700の艦船が主流ですが、たまには大きなものも作りたくなります。

そんなことで以前にも予告していた日本海軍潜水艦イー400を組むことにしました。

箱の中にある部品点数はあまり多くはないように見えますが、1/350とは言えかなり小さな部品が点在しています。

 

最初は船底にウエイトと展示台に固定する台座の受け部分と展示台の脚組み立てから作業開始です。この辺は特筆する事もないし簡単な作業です。

次の作業から船体の組み立てになります。最初に潜航時と浮上時の選択を行い作り分けていく事になります。潜航時の方が若干部品点数や手間が少なく感じます。ただ、この艦の特徴である搭載機晴嵐も作る関係から浮上時にしました。本来は先端翼は洋上時には格納されていますが、特徴のある部分なので取り付けています。

甲板構成部品から作り上げますが、最初に飛行機の格納庫から準備を始めます。

3機搭載艦ですが1機は外に出ていますので格納庫は2機にしています。取り付けレールも2機用と3機用とありますが3機用を使用しました。戦艦などから比べれば部品の数は圧倒的に少ないので、時間はかからないように感じましたが、厄介な部品が存在していたのです。

それがエッチング部品でプラへの接着の相性の悪さです。

瞬間接着剤を使用するように指示されていますが、実際に部品同士の接着面はかすかな点しかありません。何とか接着出来てもちょっと触れたら脱落してしまいます。耐久性を確保するためゴム系接着剤に変更しました。点付け部品は取り付ける側との隙間を表現する物なので、ゴム系接着剤を使用すると隙間が埋まってしまいますが、経年変化による部品の脱落は避けたいのでクリアを使用し固着が進み始めたところで、はみ出したものを除去しました。クリアを使用していることもあり隙間に関しても埋まっているようには見えません。

格納庫を組み上げたところで、機銃と甲板部分の塗装試験をしてみました。普段は部品ごとに一括塗装してから装着しますが、今回は塗料を調合したこともあり、部分塗装にして確認を行いました。

モデルの彩色図は通常の軍艦の塗分けに近い物になっていますが、少ない写真の資料では全く違い船体は真っ黒であること。また、タミヤの軍艦色においても船体は黒一色になっています。実際に黒とはいっても甲板と機銃の黒は色が違っていますので、そこも塗分けて見た目の確認を行いました。

甲板に関しては2回ほど色を補正しています。

格納庫で確認が出来たので船体に組み込み、晴嵐が発進するエッチング部品のカタパルトもゴム系接着剤で固定しました。ここで光が目立つエッチング部品は晴嵐回収用クレーンとカタパルトですがこれも全体塗装で処理する事にします。クレーンは船体に収納が出来ますが先端のフックは外れやすいので要注意です。

推進部分と操舵は構造的に脆弱です。可動式にしているので仕方がないのかもしれませんが、この部分に関しては可動しなくてもいいのではないかと思います。

船体の偽装が終了したので塗装を行います。まずは上面から調色した黒(銀と金を含んでいます)で仕上げます。吃水線との境はマスキングをして塗装していきました。

資料写真では吃水線に当たる部分にも塗装が回っていますが、実際の写真でも黒に近い、あるいは同色のように見えるので一色にしてもいいかなと思いましたが、上面の塗装で意外にも消費してしまったので、予定変更で艦底部分は暗めの艦底色を作って塗装しました。

元々調合していた色に黒を足して赤みを落としています。

スクリューは取り外しが出来ないので筆塗です。

ィ号表示と国旗デカールを貼り付けると引き締まります。

晴嵐は展示用と艦載機を作るため2機製作します。プロペラのみエッチングなので、これも接着はゴム系で行いました。プロペラの羽の位置は同じではつまらないので作り分けています。

説明図の配色図はこんな感じです。資料写真とは明らかに違うのですが、この塗装はいつの時点(設計中の物)なのか、軍艦を参考にした想像なのか疑問が残ります。

今回小さい晴嵐を手掛けたので、次回は長らく仕舞われている1/72の晴嵐でも作ろうかなという気分になっていますが、果たしてそうなりますか・・・・。

一部説明図で分かりにくい部分も見受けられましたが、今の製品にはエッチング部品が付属しているので見栄えはいいように感じました。

コメント (7)
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