夢鉄城の日記

模型・鉄道・旅に関係した事を中心にしています。

下回り交換

2013-06-15 23:17:00 | 武蔵野三鷹工場
石岡鉄道より、クモハ103の動力不調で修理依頼されていた車両を、14日金曜日に陸送しました。
KATO製の初期型103系で動力は初代の改良型でしたが、ギクシャク運転が酷くなり入庫。完全に分解して集電関係を改良してみましたが、スロー運転は何とかできるものの、電圧を上げると回転ムラが出る状態が続きました。

モーター単体での無負荷は回転ムラが余り生じないものの、台車を組み込むとムラが酷くなります。いろいろ検査を実施したところ、台車枠上部の接触不良(台車集電部分の磨耗)とモーターが原因であると結論に至り、モーターについては交換を行う予定でしたが、すでに対応部品が生産中止に成っており、入手困難で有ることを依頼主へ報告をすると、新型のものと入れ替えて欲しいと指示が有り、下回りを預かり組み込む事になりました。



凸型の動力から平型の動力に交換するには、そのままでは車体に組み込めないので、下回りをはめ込むガイドを全て切り落とします。平型は少し車体が長いので、パンタ側妻板の室内側を0.7mmほど削り薄くして長さを調整。
更に平型は車体幅も旧型より大きく、車体内側の隙間が余り残らないので、このまま入れるとガラスの厚みが邪魔をして、車体が外に膨らんでしまいます。
結局硝子も旧製品の物は使えず、0.1mm厚の物に置き換えました。これにより屋根のガラス押さえの突起も不要になるので、全て切り取っています。




平型動力の車体への取り付けは、薄地の強力両面テープを使用。天井押さえのガラスがなくなった影響で、屋根がゆるくなってしまったので、こちらは車体に接着しています。



不要に成った動力部分はまだ手元にあるので、これから改造加工を行い、他の車両に転用できるか試みる予定です。



コメント (2)
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