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リンリン・ダイアリー

ブースカがお話します。

2012年2月27日 解体工事

2012-02-27 18:37:55 | Weblog
 如何にも昭和、といったアパートが通勤途中の路地裏にあった。自転車で脇を通るたびに哀愁を感じ、ノスタルジックな気分に勝手に浸らせてもらっていた。二階建てで戸数はたぶん8件ほど。室内の広さは1DKくらいか。扉の色は茶系でまとめられ、濃い目と薄目に分かれていてそこだけが妙にオシャレだった。築ウン十年で老朽化はかなり進んでいた。それでも居住者はいらしたのか? 外からはうかがい知ることはできなかった。隣りには小さな児童公園があるがそこはうす暗く、子どもが遊んでいる姿はいつもない。一週間前に通った時に解体用のホロがかけられ、ああここは無くなるんだなと実感した。そして今日、ホロもだいぶ片づけられて中の様子が見えた。小型のショベルカーがあった。これから土を掘り起こし、地下工事でも始まるのか。この後どんな建物が建つのか興味深い。けれど、古ぼけたアパートの姿を見られなくなったことがなんとも寂しい。