goo blog サービス終了のお知らせ 

リンリン・ダイアリー

ブースカがお話します。

2016年7月9日 漫才師・やすきよ

2016-07-09 16:06:13 | Weblog

 やっさんが亡くなって20年。そんなに月日が流れたのか、と驚いた。生きていれば70過ぎの老人。どんな爺さんになっていたかは想像がつく。破天荒に生きた人、のIMAGEがぬぐえないが好きに生きたのだからカッコイイんじゃないかとも思う。数日前にBSでやすきよ漫才の生い立ちのようなものをやっていた。ところどころに昔の映像が出てきて懐かしくもあり面白かった。やっさんは幼い頃に養子に出され、育ての親が演芸好きだった事と何かでラジオに出たい、との思いから漫才師になる事を中学生時代に思いつきその夢を叶えたそう。方やきよしさん。父親が事業に失敗した為、中卒で家族の暮らしを支えようと喜劇役者を志す。石井均さんに弟子入り後に吉本新喜劇に入り苦労する。簡単に役がもらえる筈もなく、努力を重ねてようやく役がもらえ出した頃、やっさんにコンビを組もうと誘われる。断り続けたが、諦めないやっさん。根負けするかたちで漫才師の世界へ。練習に練習を重ね、実力を発揮。新人賞を受賞し生活は軌道にのる。ところが、のやっさんの数々の事件により仕事を干される事にもなりー。普通の暮らしをしていれば、地位も名誉も手に入り順風満帆な漫才師人生が待っていたであろうふたり。途中、きよしさんは政治家への道に進んだ時期もありそれなりに満ち足りた人生を送っている。(70歳の今も現役の漫才師なのはご立派!)20年前に鬼籍に入った相棒はその道を選ばなかったのか選べなかったのか。彼の中学時代にその才能を見抜いたプロデューサーによれば「やすきよはふたりとも漫才の天才」となるが、この番組を見てなお、きよしさんは努力の人、やっさんは感覚で生きるまさに天才だと感じた。