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リンリン・ダイアリー

ブースカがお話します。

2017年12月21日 映画・湯を沸かすほどの熱い愛

2017-12-21 22:09:09 | Weblog

 かつてこれを観た人が「ラストが凄いんだ。風呂の火で✖✖を燃やしてしまうのだから」と言っていた。意味が分からなかったが、鑑賞して理解出来た。前評判は良好で、主演の宮沢りえさんは日本アカデミー賞・主演女優賞も取ったらしい。だけど、どこがそこまで良いのかが分からない。全体的には良く出来ている。見せ場も多いし、なんせ行方不明になった夫がオダギリジョーさんなのでそがこだけでも魅力はあった。悩める女子高生役の杉咲花ちゃんは″トイレのピカタ”同様に上手い。普通の子じゃない役を演じたら一番なのではないかしら。幼女の子役も芝居が上手。花ちゃんの母親が聴覚障碍者だったところも妙にはまっていて違和感なし。ただ、主役の宮沢りえさんだけに違和感大。病死ではない設定は出来なかったのか。余命わずかな状況でないと行方不明夫が帰って来なかっただろうから致し方ないのか。何もあそこで死ななくていい、と思えた。病気になったとしても静養すれば、完治するとの設定は難しかったのかな。もう一つ言えば、エセ旅人の松坂桃李くんも必要だったのか? いないよりはいた方がいい? 取って付けたような登場の仕方、描き方にも違和感があった。そんな意見は私くらいで観た人の多くは感動したー、のか? 監督の意図がイマイチつかめない作品でもやもや感が残った。