静かな映画だったけれどなかなか面白かった。内容は暗めでしんどい場面もあったが、ツレのうつ役を演じていたのが堺雅人さんだったせいかさらりと流せた。そんな彼を支える妻、春さん役のみやざきあおいちゃんは相変わらず可愛らしい笑顔でそれも癒しになったのかも。少女時代の彼女はただ可愛いだけだったけれど、大人になってからはそれだけではない魅力があって良い感じ。堺さんとはかなり年齢も離れていると思われるのにそれを感じさせないところも良かった。彼が年のわりに若いのかな。制作されてからすでに3年程経っているので、出来れば続編を見たい。うつ病は簡単に治る病気ではなく、良くなったり悪くなったりを繰り返すとか。原作者のツレが今、どんな状況にあるのか。少しでも良い方向に向かっているといいな、と願う。