しばらく会っていない古い付き合いの友人に旅行を持ちかけた。けれども、残念ながら良い返事は返っては来なかった。彼女の今を分からないままに誘った私もいけなかったのだろう。反省はした。だが、と思う。彼女ひとりの肩に4人の老いた親達が寄りかかっている。この現実に立ち向かうしかない、と必死で頑張っているのだ。自分の代わりがいるのなら何時でも代わって欲しいと思いながら。ただ、そんな彼女の思いがやや分かる友達として、声を掛けたのだが思いは通じなかったみたい。仕方がないか。どっかで生き抜きが出来ていれば良いのだけれど、がむしゃらにやったところでひとりで大損しそうな気がして。心配。いつかその呪縛から取り除かれと思われた時、改めて誘う事にしようか。ぺらぺらとのん気に幸せそうな事をしゃべってごめんなさい。人ってそれぞれなんだよな。