なんか辛いものがある。そりゃそうだ、犯罪を犯した人を裁くのだから。しかも今回は裁判員裁判としては初の死刑が求刑され、今日は判決が言い渡された。裁判員たちも重苦しい雰囲気の中、彼らなりに耐えたのだろう。判決は無期懲役。この違いは一体何? ふたりも殺された遺族にしたら堪らない。よく言われる事だが、加害者が仮に死刑になったところで被害者たちは何も変わらない、と。けれど気持ちの上ではこの世からいなくなってくれた方が楽になるようにも思える。(今まで幸いにも犯罪に巻き込まれた事がないのでこんな呑気な事を言っているのかもしれないが)で、この事件に関しては”耳かき店”が絡んでいる事が重要だったのでしょうね。これが普通の学生やOL相手の話だとまるで違った展開になった。押尾被告の事件もそうだったけど被害者にも落ち度って言うか真っ当じゃないところがあったから。亡くなった方を悪く言うつもりはないがそう思う。ただ、一緒に殺されたおばあちゃんは気の毒の一言。そんな最期が待っていたなんて思わないものね。孫の仕事に関して忠告する義務があったか? そこまでは面倒見きれないよね。”耳かき店”がどんなものなのか分からないが、内容以上に大金を稼ぐ仕事には危険が潜んでいる。殺す方が悪いには決まっているが少し、そんな事を思った。