1953年に松竹が制作したあの、小津安二郎監督作品。出演者の殆どがすでに他界。伝説の女優といわれる”原節子さん”の消息は分からない。ご存命なのかな。それにしても艶やかで品があって素晴らしい人。時代が時代なだけに「とんでもありませんわ」を何度繰り返していた事か。嫁としての立場上、普通ならもっと不自然なセリフの言い方になってもおかしくはない。けれど、彼女はそんな事は微塵も感じさせず極自然体。その他の笠智衆さん、山村總さん、中村伸郎さんあたりのあまりにひどい役者さんに囲まれていたせいもあるのかな。杉村春子さんや東山千栄子さんはさすがに上手い! この映画は彼女らでもっていた、間違いなく。2時間20分ほどの上映時間がとても短く感じられた。作られてからすでに55年。恐ろしく長い年月を経ているのに心に訴えて来るものがあるのだから凄い作品だ。
最新コメント
- どるみ/2014年10月11日 映画・ふしぎな岬の物語
- トンちゃん/2014年2月4日 楽に生きる若者たち
- Cormier/2013年5月3日 言葉の暴力
- noga/2013年1月22日 埼玉県教職員早期退職
- z/2013年1月25日 アルジェリア人質事件
- ダイスケ/2013年1月11日 飲食店の店員
- 村石太あ&コピーレディ/2013年1月5日 邦画
- noga/2012年12月19日 田中角栄とその娘
- http://plaza.rakuten.co.jp/gfrredk/2009年12月30日 年の瀬
- 11/14(水)・15(木) 人権委員会設置法案絶対阻止!緊急連続国民行動/2012年11月12日 年内解散・総選挙
ブックマーク
- goo
- 最初はgoo