1993年・アメリカ制作の映画”ギルバート・グレイブ”を昨夜、BSTVで観た。最初はちょこっと観ておしまいにするつもりだった。冴えない田舎町に住む青年、兄役にジョニー。弟は若かりし頃の(もちろんジョニー・ディップも若々しい)デカプリオ。話しの内容はシンプル。脳みそに障害を持つ弟を常にサポートしながら生活をしてきた兄。それだけでも大変なのに父の自殺によって精神のバランスを崩し、自暴自棄状態の後に巨体と化した母の面倒も見ながらの暮らし。姉と妹の助けはあるが中心になって頑張ってきたのは兄、ギルバート。誰からも認められない状況だったがある日、トレーラーハウスで暮らす少女と出会い、気持ちに変化が訪れる。投げやりだった生活に張りが出た。少女と過ごせたのはわずかな期間。その別れの直後には存在意義を初めて認めてくれた母親が急死。不幸から這い上がり、弟との暮らしにも明るい光が差し込んで来たような・・・・。そんな中で映画は終了。その終わり方にはやんわりとした暖かさがあった。彼らの未来は必ずしも恵まれたものではない。なのに暗い印象は残らない。なんとかなる、人生は。そう言われているようで気持ちが救われた。
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