自分で書いていてなんだけど里帰りって言葉、古いね。で、今日は久々に実家に帰る。これが辛い。普段は年老いた両親がふたりで暮らしている。共に80代。しかも父は胆管がんの抗がん剤治療中。今のところは日常生活が自力で出来ている。頑張っている母あってのことだが。母は昭和一桁生まれのそれこそ典型的な人。体が丈夫なせいもあるのだろうが精神面も強い。そのおかげで今日がある。それには感謝。ただこれは父にも言えることだが「人は人。自分は自分」とこちらがチビの頃から言われてきたことなのだが心の中は案外違うような・・・・。年をとって気持ちが変化したのか。それを当人たちが理解しきれていない点が辛い。それに母の両親は揃って長生きをし99歳と96歳で亡くなった。しかも彼女ら姉妹は交代で介護し、看取っている。こちらが勘繰り過ぎているのかもしれないがたまーにしか帰らない娘(私のこと)を良い思いではいないように感じ、それも辛い。だいぶ前にその母が「親が長生きするのもストレスだ」と言っていたのが最近は妙に耳によみがえる。あの言葉、本人は覚えているのか? 聞いてみたいがこのタイミングではとてもじゃないが聞けないな。