本屋さんたちの多くが推薦する名作、と売り場コピーにあったのでどんなものかと手に取り面白そうだったので購入。しかし机の上に置きっぱなしになっていてなかなか読み始めなかった。買ってから半年も経ってから、通勤の電車内でちょこちょこ読んだ。後半は特に良かったので一気に進んだ。人形浄瑠璃・文楽を若者が極めようとしつつ、恋愛問題も絡んで興味をそそられた。三浦さんっていつも(それは私が目にする作品に限るのかも知れないが)若い男性が主人公なのにその心理を上手く表現している。女性なのに何故? と不思議に思う。モデルがあっての事? 或いは実体験なのか。読み手を楽しませてくれるのだからどちらでもいいけどね。昨年の林業男子を扱った”WOOD JOB”のように映画化してくれたらいいな。それを望むファンは多いと思うよ。出来るならまたしてもの染谷くん主演でお願いします!