リンリン・ダイアリー

ブースカがお話します。

2009年6月8日 盲目のピアニスト

2009-06-08 20:11:48 | Weblog
 素晴らしい賞を受賞されたそうで。おめでとうございます。その気持ちに偽りはない。けれど、心の中では少し違う事を思う。ピアニストの存在自体、意味があるの? といつも思っていたので。ピアニストに限った事ではなくて演奏家って存在そのものに疑問を持っているので。だってさぁ、芸術家とはいってもなんか違わない? 作曲したり編曲するのと演奏家は違うでしょう? 創作したわけでもないのに単に演奏しただけで賞をもらう、っていうかそこに賞を設けている事に疑問を感じるのです。ピアノ以外の楽器演奏家については皆同じ思い。その技を競ったところで大した事はないんじゃないのか。演奏の上手い、下手はもちろんあるのでしょうがそんなに大事なのか。人が作ったものをなぞっているだけじゃないのどうせ。そんな風に思うこちらが間違っているのでしょうか。盲目に彼にイチャモンをつけるつもりはまるでないのですが、人の曲を演奏するだけでいいの? と逆に聞きたい。
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1 コメント

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本当に良い演奏家の演奏を聴いた事が無いのでしょう (れに)
2009-12-10 22:54:01
演奏のうまさを競うだけのコンクールは意味が無いと思いますが、そこにその人にしかない味とか匂いのようなものが感じられると、その演奏家の虜になります。昔のアシュケナージのピアノなど、正にそれでした。…私は作曲家で、奥さんはピアニストですが、良いピアニストは、1音出すのにも、その人にしか出せない音を絶えず厳しく追求しています。プロフェッショナルとは求道者に等しい。素人のピアノ練習は、ただ弾くだけなのでうるさく感じますが、プロの練習は何時間聴いていても苦になりません。それは、歴史に残るほどの良い作品(ショパンやベートーヴェンなどの事ですが)には、全ての音に深い意味があり、それを追求する姿勢は、作曲家による音の追求と同じくらいに深いことが分かるからです。
どうぞ、本当に良い演奏で、1度で良いから感動してみてください。
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