2021年3月16日 熊谷守一美術館

　ずっと行きたい、と思っていたが行く機会がないまま、行けずにいた熊谷守一さんの旧居後に建てられた美術館へ行って来た。以前は広い庭のある家だったと思うが、庭を残す事は出来なかったらしく、それでも一風変わったいかにもモリカズさんらしい素敵な美術館だった。次女が館長を務めているとの事だが、彼女もこの4月で92歳。登山やスキーを若い頃にはたしなんでいたが、現在は逗子在住で週末のみ息子に送迎してもらい、館長役をするらしい。現在は豊島区立の美術館であるので、失礼ながら彼女に万一の事があっても直ぐに美術館の存続が危ぶまれる事はなさそうだ。こじんまりとしているのに居心地がイイ。独特の筆の運び。色彩。構図。学ぶ事多し。展示された作品数は少ないのだが、いつまでも見ていたい気分になった。大人気の場所ではないところも幸い。コロナ禍のこんな時代でも空間を独占して楽しめた。日頃のうっぷんを晴らすために出かけた訳ではないが、心地良い気分にさせてくれたモリカズさんに改めて感謝。絵の良さを再確認できました、ありがとうございました🐜