２０１５年１０月１９日 生きたいように生きなさい

　先日まで働いた短期バイトで１９４５年生まれ、７０歳のＹＯＫＯさんと出会った。見た目もインパクトのある人で髪色は黒＆青紫。第一印象ではそこまでの高齢者とは思わなかった。６０代だろうなー、よー頑張ってこのバイトに来たな。名前を聞いたら「ジョンとヨーコのヨーコよ」と言われ、更に驚いた。彼女は若い時分にはアメリカやカナダで働いていたそうで英語が堪能。通訳などその方面のバイトは時々しているらしいが今回は肌違いのバイト。「ボケ防止になるかと思って応募したのよ」と平然と言い、相手の言うことに納得がいかないと上司であっても意見をはっきり言う。当たり前の事なのだがそんな事も出来ない事が多いので、カッコイイなーとひたすら感心。年齢的にはお婆ちゃんなのだが、それを少しも感じさせない。あのカッコよさはなんなのか。海外で働いた賜物でしょうか。日本人社会にはあの手の人はそうはいない。本来はもっといて欲しい存在なんだけどねー。体つきはがっしりとしていて丈夫そう。残念ながらダンナ様はしばらく前に他界しひとり暮らし。寂しさを感じない日はないだろうが、その素振りは見せず。「あんたたちはまだ若い。若いっていいわよねー。羨ましい」と中年おばばたちに散々言い放ってくれたが、こちらからすればあなたの生き方・考え方がどれだけ眩しかった事か。生きたいように生きなさい、と言われているようで背筋が伸びた。「ありがとう、ＹＯＫＯさん！　」私も頑張るわ。