ちびの頃から理系には無関係の人生を送ってきた。今年のノーベル医学・生理学賞を日本人・大村智教授が受賞したと聞いても感慨はない。けれど今朝のニュースで彼が本気で研究者になったきっかけをつくったのが工業高校・定時制の教え子たちの姿、と知り大村教授の人間性に興味を持った。彼が若かりし頃、教べんをとった時代。その時代はたぶん高度経済成長期で日本全体が活気にあふれていたのだろう。若者たちは仕事帰りに油にまみれた手で授業を受けた。本気で学ぶ労働者の姿。我が身を省みてこのままではいけないと感じたその気持ち。それを大事に思い実行した素晴らしさ。受賞後にこれからの夢を聞かれ「人間を育てて行かないといけない」とソフトに受け答えする様。研究者でこんな風に親しみを感じ、温かみのある人を他に知らないので凄い人だなと感心しきり。私財で地元に温泉や美術館を設けたらしいので、かなりのお金持ちなのだろうがどこかの政治家のように偉ぶらないのも立派に思えた。
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