季節労働者として働いているっていうのにここ3日間は残業続き。明日、あさってとセンター試験が行われるのでそれを利用する受験生の願書受付業務がピークを迎えたのだ。さっきのニュースでは少子化の影響で14年振りに受験者数が55万人を下回ると言っていた。それにしても大そうな人数。これでどれだけのお金が使われているのか。受験生たちは知る良しもないのだろうな。20ン年前の私もそうだったのだから。願書に不備があった子に電話連絡をして確認をする作業をしているのだが、様々な子がいておもしろい。今日、とってもユニークな受験生の弟と話した。「××大学願書受付センターですが○○さんはいらっしゃいますか」「いません」「おかあさんはいらっしゃいますか」「今、家にはいちばん下のオレしかいないの」「では、何時頃にお帰りでしょうか」「じゃあこっちから電話しますから番号を教えてください」「03 1111 2222」「ちょっと待って」「いいですか? 03 1111」「あ、そこは分かります、次を言ってください」こう書くとなんて事のない会話だが、この子とのやりとりは何とも愉快だった。声の感じからすると小学校4年生くらいかな。完全に子どもなのだけれど最後の「そこはわかります、次を言ってください」とけろりとして言うあたり。媚る事なく素直でとても良い。その後しばらくたっておかあさんからTELあり。きちんと番号は伝えてくれた様だが、どこからの電話であるかを言わなかったらしくおかあさんは恐る恐ると言った声で掛けてこられた。微笑ましい家族の光景が目に浮かんだ。