スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

改題

2008-03-24 19:19:21 | Weblog
 今日からこのブログのタイトルと,その説明文を改めました。これについていくつか説明しておきます。この関係で,今日は観念論の考察の方はお休みです。
 このブログは開設から3年目に突入したあたりです。今まではスピノザの『エチカ』について考えるブログというタイトルで,タイトル通りに,スピノザの『エチカ』について,論理的になるべく分かりやすく考えてみるブログです,という説明文が付されていました。
 左下にもブックマークしてあるスタイルをお読みいただければお分かりになると思いますが,現在,このブログは上下の二本立てになっています。しかしこれは僕がブログを始めた当時の意図というか予測とはまったく違っています。僕は上段の記事に関しては,こんなに力を入れることになるとは思ってもいませんでした。
 しかし,いざブログを始めてみますと,トラックバックやコメントの関係で,上段の記事に関してそれを楽しみにしている方が意外と多いということに気付かされました。そこで上段の記事にも下段の記事と同等の力を入れるようにした結果,現在のような形となったわけです。
 そう考えますと,今までのブログタイトルというのは偏っていたといわざるを得ません。題名だけでこのブログにアクセスしてきた方は,当然ながらスピノザの哲学に興味があると思われ,しかしそうした方々は,このブログのこうしたスタイルに,哲学に対して不真面目であるという類の不満を抱かれるという面があったかもしれません。またそれだけでなく,スピノザの哲学には興味はないけれども,上段の記事は読むという方に対しても,不誠実で失礼であったかもしれません。どちらの点に関しても,そのことで不満を抱かれるのは僕の本意ではありません。これが今回の改題の最大の理由です。
 一方,説明文についてです。僕がそこで論理的に分かりやすく,といったのは理由がないことではありません。僕自身は,最も分かりやすいことは論理的な事柄であると考えているからです。たとえば,数学は純粋な論理学であるといえますが,数学ほど分かりやすい学問はないだろうと,僕は本気で考えているのです。また,哲学についても,スピノザは数学の公理系を模して『エチカ』の体系を形作ったといえますが,もしもすべての哲学がこのように書かれていれば,それはもっと分かりやすかったと僕は思っているのです。
 しかし一般的には,『エチカ』はこのような体系であるから理解が困難であるという考え方も多いようです。また数学についていえば,それは論理的であるがゆえに分かりやすいのですが,では僕が数学が得意であるかといえばそんなことはありません。高校時代には1度だけ赤点を取ったことがありますが,それは数学Ⅰでした。
 先日もコメントを頂きましたが,これは以前にも似たようなことがありました。スピノザの哲学についていっても,僕は十分に理解できているわけではありませんから,いかに論理的なことが最も分かりやすいからといって,論理というものは無条件で把握できるというわけではなく,このことについて分かりやすくということばを用いたことが,評判が悪いというのも頷ける話です。こういった点に考慮しまして,説明文の方も,新タイトルにそぐうような内容に改めた次第です。
 改題しましたが,これは現時点でやっていることの内容に,そのタイトルおよび説明を改めたということです。したがいまして,やっていくことに関しては,当分の間は変わらないと思います。これからもよろしくお願い致します。
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