中央競馬のクラシック開幕戦,第72回桜花賞。
内からエピセアローム,サンシャインなどが好発を決めましたが,大外からアラフネがこれらを制してハナへ。戦前からどの馬が逃げるのかは予想しづらかったのですが,この馬の逃げは想定されていたもののひとつでしょう。追ったのはエイシンキンチェムとマイネエポナ。好発の2頭とヴィルシーナが先行グループを形成,これを見るようにイチオクノホシとアイムユアーズ。ジェンティルドンナは中団で,ジョワドヴィーヴルは後方。前半の800mは47秒1でこれはミドルペース。
直線が長いということもあり,隊列はあまり変わらずに直線へ。アイムユアーズが外から先頭に立とうとするところ,内でヴィルシーナが食い下がり,馬群を捌いて出てきたジェンティルドンナがアイムユアーズの外に。最後はこの3頭の競馬となり,外から伸びたジェンティルドンナの優勝。最内のヴィルシーナが2着で,ラストはやや力尽きたアイムユアーズが3着。
優勝したジェンティルドンナは正月にシンザン記念を勝っていて,それ以来の重賞2勝目を大レースで達成。その後に発熱があり,チューリップ賞はその影響もあっての4着でしたが,トライアルとしてはよい内容。シンザン記念を勝った牝馬はほぼ桜花賞でも勝ち負けする傾向にありましたが,今年もそれが立証された形。ただ,はっきりと抜け出したという感じがあるわけではなく,この路線は今後も混戦が続いていくのではないかと思います。父はディープインパクトで,全姉に今年の京都牝馬ステークスを制したドナウブルー。Gentildonnaはイタリア語で上流夫人。
騎乗した岩田康誠[やすなり]騎手はフェブラリーステークスに続き今年の大レース2勝目。桜花賞は初勝利。管理している石坂正[せい]調教師は一昨年の川崎記念以来の大レース制覇で,桜花賞はこちらも初勝利。
これで人間の精神が現実的に存在する場合には個物を必然的に知覚するということ,また,個物ではないけれども何事かを必然的に概念するということが明らかになりました。いい換えれば,第二部定義三説明における概念と知覚は,現実的に存在するすべての人間の精神のうちに発生するということが明らかになったわけです。そしてそればかりではなく,そのようにして発生した観念を原因としてその人間の精神のうちに何らかの観念が結果として発生するという場合に,知覚の場合にはそのすべてが,概念の場合にも少なくともその一部は,第一部定理二八ないしは第二部定理九の様式において説明されなければならないということも明らかになったわけです。つまり今回のテーマとして設定した第二部定理九の意味というのが,今回の考察においてはそこまで拡大したということになります。
そこで次に課題として発生してくるのは,第二部定理九の意味がそこまで拡大することを,現実的に存在する人間の精神に関して,必然的であるといえるかどうかということです。すなわち,現実的に存在する人間の精神が,概念し,また知覚するということまでは必然的であると証明できているわけですが,今度はそうして発生した概念された観念,また知覚された観念が,その同じ人間の精神のうちで今度は原因となって,何らかの結果を発生させるということが必然的であるといえるのかどうかを探求しなければなりません。そしてこれが,今回の考察における最後の課題となります。
結論からいうと,僕はこのことは必然的に現実的に存在する人間の精神のうちに生じると考えています。なぜなら,個物というのは,第一部定理二五系により,神の本性を一定の仕方で表現する様態であるからです。そしてこの場合には,共通概念が第二部定理三七により,十全な観念,すなわち人間の精神によるある概念ではあるけれども個物の観念ではないということは関係ありません。なぜなら,こうしたことをいう前に第二部定理一一により,人間の精神を構成する対象ideatumが個物であり,つまり人間の精神自体がひとつの個物,とくに思惟の属性の有限様態であるからです。
内からエピセアローム,サンシャインなどが好発を決めましたが,大外からアラフネがこれらを制してハナへ。戦前からどの馬が逃げるのかは予想しづらかったのですが,この馬の逃げは想定されていたもののひとつでしょう。追ったのはエイシンキンチェムとマイネエポナ。好発の2頭とヴィルシーナが先行グループを形成,これを見るようにイチオクノホシとアイムユアーズ。ジェンティルドンナは中団で,ジョワドヴィーヴルは後方。前半の800mは47秒1でこれはミドルペース。
直線が長いということもあり,隊列はあまり変わらずに直線へ。アイムユアーズが外から先頭に立とうとするところ,内でヴィルシーナが食い下がり,馬群を捌いて出てきたジェンティルドンナがアイムユアーズの外に。最後はこの3頭の競馬となり,外から伸びたジェンティルドンナの優勝。最内のヴィルシーナが2着で,ラストはやや力尽きたアイムユアーズが3着。
優勝したジェンティルドンナは正月にシンザン記念を勝っていて,それ以来の重賞2勝目を大レースで達成。その後に発熱があり,チューリップ賞はその影響もあっての4着でしたが,トライアルとしてはよい内容。シンザン記念を勝った牝馬はほぼ桜花賞でも勝ち負けする傾向にありましたが,今年もそれが立証された形。ただ,はっきりと抜け出したという感じがあるわけではなく,この路線は今後も混戦が続いていくのではないかと思います。父はディープインパクトで,全姉に今年の京都牝馬ステークスを制したドナウブルー。Gentildonnaはイタリア語で上流夫人。
騎乗した岩田康誠[やすなり]騎手はフェブラリーステークスに続き今年の大レース2勝目。桜花賞は初勝利。管理している石坂正[せい]調教師は一昨年の川崎記念以来の大レース制覇で,桜花賞はこちらも初勝利。
これで人間の精神が現実的に存在する場合には個物を必然的に知覚するということ,また,個物ではないけれども何事かを必然的に概念するということが明らかになりました。いい換えれば,第二部定義三説明における概念と知覚は,現実的に存在するすべての人間の精神のうちに発生するということが明らかになったわけです。そしてそればかりではなく,そのようにして発生した観念を原因としてその人間の精神のうちに何らかの観念が結果として発生するという場合に,知覚の場合にはそのすべてが,概念の場合にも少なくともその一部は,第一部定理二八ないしは第二部定理九の様式において説明されなければならないということも明らかになったわけです。つまり今回のテーマとして設定した第二部定理九の意味というのが,今回の考察においてはそこまで拡大したということになります。
そこで次に課題として発生してくるのは,第二部定理九の意味がそこまで拡大することを,現実的に存在する人間の精神に関して,必然的であるといえるかどうかということです。すなわち,現実的に存在する人間の精神が,概念し,また知覚するということまでは必然的であると証明できているわけですが,今度はそうして発生した概念された観念,また知覚された観念が,その同じ人間の精神のうちで今度は原因となって,何らかの結果を発生させるということが必然的であるといえるのかどうかを探求しなければなりません。そしてこれが,今回の考察における最後の課題となります。
結論からいうと,僕はこのことは必然的に現実的に存在する人間の精神のうちに生じると考えています。なぜなら,個物というのは,第一部定理二五系により,神の本性を一定の仕方で表現する様態であるからです。そしてこの場合には,共通概念が第二部定理三七により,十全な観念,すなわち人間の精神によるある概念ではあるけれども個物の観念ではないということは関係ありません。なぜなら,こうしたことをいう前に第二部定理一一により,人間の精神を構成する対象ideatumが個物であり,つまり人間の精神自体がひとつの個物,とくに思惟の属性の有限様態であるからです。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます