昨晩の第10回川崎マイラーズ。
先手を取りにいったウェイトアンドシーが注文通りの逃げに。向正面では2馬身ほどのリード。2番手はタイムズアローとオメガヴェンデッタ。4馬身ほど開いてムサシキングオーが4番手。5番手にはジョーオリオンとオウマタイム。7番手にヨヨギマックとポイントブランク。9番手はキスミープリンス。10番手にインフォーマー,ラインハート,バルダッサーレの3頭。ジャーニーマンとセイスコーピオンは並んで最後尾で縦長の隊列。前半の800mは49秒1のハイペース。
3コーナーを前にタイムズアローは脱落。単独の2番手に上がったオメガヴェンデッタがウェイトアンドシーに並び掛け,雁行でコーナーを回って直線に。ムサシキングオーが3番手まで追い上げていましたが前の2頭とは差があり,直線は2頭のマッチレース。オメガヴェンデッタはアタマ差くらいまでは詰め寄るのですがどうしても前に出ることができず,長い競り合いを制したウェイトアンドシーが優勝。オメガヴェンデッタがクビ差で2着。流れ込むような形でムサシキングオーが2馬身半差で3着。
優勝したウェイトアンドシーは南関東重賞初挑戦での優勝。昨年暮れまではJRAで走り3勝。1000万条件では大敗が目立ちましたが2着と3着が1回ずつありました。南関東転入初戦となった2月のB1のレースを勝つと3月にA2下のレースも勝ち,先月のJRA交流の準重賞も制覇。3連勝でここに向かっていました。1000万条件で入着できる馬は水が合えば南関東重賞なら通用する力があり,この馬の場合は転入が大成功だったというケースでしょう。7歳馬ですから上積みは見込みづらいと思いますが,スピード能力を生かせるようなレース展開になれば,南関東重賞での好走は今後も必至だと思われます。父はオレハマッテルゼ。母の従兄に2001年にCBC賞を勝ったリキアイタイカン。
騎乗した川崎の今野忠成騎手は先週の東京プリンセス賞に続く南関東重賞36勝目。川崎マイラーズは初勝利。管理している浦和の小久保智調教師は南関東重賞は29勝目。第6回,9回に続き連覇で川崎マイラーズ3勝目。
ある知性intellectusが,一端が固定しもう一端が運動することを直線について肯定する意志作用volitioの起成原因causa efficiensは,その知性それ自身であるというのがスピノザの考え方です。そしてこれにより直線の観念ideaによってその知性は円を概念するconcipereことができるのです。
ここではスピノザが第二部定義三説明でいっていること,すなわち概念と知覚は異なるということを踏まえておかなければなりません。実際に僕たちは直線のこの運動motusを知覚するpercipereこともあります。いい換えれば表象するimaginariこともあります。それは現実的に直線がそう運動することを知覚する場合もあるでしょうし,またかつてそう運動した直線を想起する場合もあるでしょう。さらに実際に直線を表象することによって,その直線についてその運動を想像するという場合もあり得ます。ただこれらはいずれも表象imaginatioすなわち知覚percipioであって,概念conceptusとは異なります。したがってもしそのようにしてある知性のうちに円の観念が生起することがあるなら,その観念は混乱した観念idea inadaequataです。なぜならそれはどの場合でも,現実的に存在する直線の観念が原因の一部を構成している,いい換えれば部分的原因causa partialisを構成しているのであって,この観念を生起させる知性もその原因ですが,同様に部分的原因であるからです。
これと異なり,スピノザ円の定義Definitioに示している事柄を直線についてある知性が十全な原因causa adaequataとして肯定しているとき,生起する円の観念は知覚とは異なる概念であるのです。したがって第三部定義二により,僕たちは何事かを知覚する場合には働きを受けているのであり,何事かを概念する場合には働いているのです。よって第三部定理一また第三部定理三により,僕たちは何事かを知覚するなら混乱した観念を有しているのであり,何事かを概念するのなら十全な観念を有していることになります。このようにして円の定義もここでは説明しなかった球の定義も,虚構を含んではいるのですが,知性がそれを概念する限りでは虚偽falsitasではないのです。むしろ真理veritasです。いい換えればそうして生起する円の観念も球の観念も,十全な観念にして真の観念idea veraであるのです。
これが原因と結果の組合せということで僕がいわんとすることです。
先手を取りにいったウェイトアンドシーが注文通りの逃げに。向正面では2馬身ほどのリード。2番手はタイムズアローとオメガヴェンデッタ。4馬身ほど開いてムサシキングオーが4番手。5番手にはジョーオリオンとオウマタイム。7番手にヨヨギマックとポイントブランク。9番手はキスミープリンス。10番手にインフォーマー,ラインハート,バルダッサーレの3頭。ジャーニーマンとセイスコーピオンは並んで最後尾で縦長の隊列。前半の800mは49秒1のハイペース。
3コーナーを前にタイムズアローは脱落。単独の2番手に上がったオメガヴェンデッタがウェイトアンドシーに並び掛け,雁行でコーナーを回って直線に。ムサシキングオーが3番手まで追い上げていましたが前の2頭とは差があり,直線は2頭のマッチレース。オメガヴェンデッタはアタマ差くらいまでは詰め寄るのですがどうしても前に出ることができず,長い競り合いを制したウェイトアンドシーが優勝。オメガヴェンデッタがクビ差で2着。流れ込むような形でムサシキングオーが2馬身半差で3着。
優勝したウェイトアンドシーは南関東重賞初挑戦での優勝。昨年暮れまではJRAで走り3勝。1000万条件では大敗が目立ちましたが2着と3着が1回ずつありました。南関東転入初戦となった2月のB1のレースを勝つと3月にA2下のレースも勝ち,先月のJRA交流の準重賞も制覇。3連勝でここに向かっていました。1000万条件で入着できる馬は水が合えば南関東重賞なら通用する力があり,この馬の場合は転入が大成功だったというケースでしょう。7歳馬ですから上積みは見込みづらいと思いますが,スピード能力を生かせるようなレース展開になれば,南関東重賞での好走は今後も必至だと思われます。父はオレハマッテルゼ。母の従兄に2001年にCBC賞を勝ったリキアイタイカン。
騎乗した川崎の今野忠成騎手は先週の東京プリンセス賞に続く南関東重賞36勝目。川崎マイラーズは初勝利。管理している浦和の小久保智調教師は南関東重賞は29勝目。第6回,9回に続き連覇で川崎マイラーズ3勝目。
ある知性intellectusが,一端が固定しもう一端が運動することを直線について肯定する意志作用volitioの起成原因causa efficiensは,その知性それ自身であるというのがスピノザの考え方です。そしてこれにより直線の観念ideaによってその知性は円を概念するconcipereことができるのです。
ここではスピノザが第二部定義三説明でいっていること,すなわち概念と知覚は異なるということを踏まえておかなければなりません。実際に僕たちは直線のこの運動motusを知覚するpercipereこともあります。いい換えれば表象するimaginariこともあります。それは現実的に直線がそう運動することを知覚する場合もあるでしょうし,またかつてそう運動した直線を想起する場合もあるでしょう。さらに実際に直線を表象することによって,その直線についてその運動を想像するという場合もあり得ます。ただこれらはいずれも表象imaginatioすなわち知覚percipioであって,概念conceptusとは異なります。したがってもしそのようにしてある知性のうちに円の観念が生起することがあるなら,その観念は混乱した観念idea inadaequataです。なぜならそれはどの場合でも,現実的に存在する直線の観念が原因の一部を構成している,いい換えれば部分的原因causa partialisを構成しているのであって,この観念を生起させる知性もその原因ですが,同様に部分的原因であるからです。
これと異なり,スピノザ円の定義Definitioに示している事柄を直線についてある知性が十全な原因causa adaequataとして肯定しているとき,生起する円の観念は知覚とは異なる概念であるのです。したがって第三部定義二により,僕たちは何事かを知覚する場合には働きを受けているのであり,何事かを概念する場合には働いているのです。よって第三部定理一また第三部定理三により,僕たちは何事かを知覚するなら混乱した観念を有しているのであり,何事かを概念するのなら十全な観念を有していることになります。このようにして円の定義もここでは説明しなかった球の定義も,虚構を含んではいるのですが,知性がそれを概念する限りでは虚偽falsitasではないのです。むしろ真理veritasです。いい換えればそうして生起する円の観念も球の観念も,十全な観念にして真の観念idea veraであるのです。
これが原因と結果の組合せということで僕がいわんとすることです。
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