スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

グローバルタッグリーグ最終戦③&アトムによる論証

2008-05-22 22:49:13 | NOAH
 グローバルタッグリーグ'08。公式戦最後の試合となったのは,三沢・小川組とスミス・斉藤組の試合でした。三沢組は広島大会で佐々木組を降した後,秋山組には負けたものの,その他はすべて勝利して勝ち点9。一方のスミス組は勝ち点8。森嶋組が勝ち点を伸ばせず,丸藤組が勝ち点9,秋山組も9点止まりでしたので,この試合に勝った方が優勝という分かりやすい試合になりました。時間切れなら三沢組の優勝。もしも両軍リングアウト等になった場合は,丸藤組,秋山組,三沢組で優勝決定戦という状況。つまり,三沢組はこの試合は時間切れでもよく,スミス組は勝たなければならなかったわけで,この試合はそうした状況が,両チームの戦い方を分け,あるいは結果にも影響を与えたかもしれません。
 チームのキャリアということになれば,三沢選手と小川選手は全日本時代から組んでいるのでもう10年。多彩な連係を繰り出し,斉藤選手を孤立させ,優位に進めました。ただ,やはり絶対に勝たなくてもよいという状況が,少し甘さを出したかもしれません。小川選手が雪崩式バックドロップを狙ったところでスミス選手がアイアンクロースラムでカットし,形勢逆転。バイソンデニエルで三沢選手をダウンさせ,最後はスイクルデス3連発で斉藤選手が小川選手をフォール。見事に逆転優勝を決めました。最後,あまりかっこいい決め方ではなかったのですが,その部分にむしろ勝たなければならない状況がそうさせた執念のようなものを感じました。
 優勝したスミス組はGHCタッグへの挑戦権を獲得。前回は敗れましたが,あのときはスミス選手の状態も十分ではありませんでしたから,今度が本当の戦いでしょう。すでに新シリーズは始まっていて,これは明日の新潟大会で行われます。
 三賞もありまして,殊勲賞が秋山・力皇組。敢闘賞は佐々木・中嶋組。技能賞にはRO&Dがそれぞれ選出されています。

 明日は大垣記念の2日目優秀の麋城賞。関東が揃って平原-長塚-小橋-金子。山口はこの番手で競り。紫原に前田。笠松,広川はそれぞれ単騎。これは先行1車で平原選手。

 このように『エチカ』には,ひとつは最も単純な個物というのはそれ以上は分割できない個物であり,したがって物体は延長の個物ですから,最も単純な物体というのはそれ以上は分割することができないような物体なのではないかと考えることによって,また,各々の事物の精神の機能の相違の根拠というのは,それら各々の事物の身体の相違に求めることができるのですが,それを量の観点から把握しようとする限り,やはり同様にそれ以上は分割することができない個物,ひいてはそれ以上は分割することができないような物体があるといい得るような要素があることになります。もちろんこれは,一面的な考え方であって,これを同様に『エチカ』に訴えることによって,逆の結論,すなわち,それ以上は分割することができないような個物というものはないというように結論することが不可能であるとは僕は考えません。ただ,ここではそのような要素があるということを,やはり重要視せざるを得ないのではないかと思います。
 したがって,第三の逆説というのは,確かにアトム,すなわちそれ以上は分割することができないような物体というのを想定していなければ成立していないというのは確かなことですが,スピノザの哲学に訴えて,この方法によって第三の逆説に反論することは,必ずしも成立しないのではないかとここでは結論しておきます。よって第三の逆説,あるいはゼノンの逆説全体に対するスピノザ哲学からの反証は,もっと別の方法によってなされなければならないのではないかと思います。

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