スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

ロジータ&第一部公理一

2006-06-23 22:54:01 | 名馬
 関東オークスを勝ったチャームアスリープ。これで南関東牝馬三冠を達成し,当日の記事にも書いたようにこれは史上初のことだったのですが,実は南関東には,もっとすごい牝馬がかつていました。それがロジータ
 この馬,浦和の桜花賞を勝つと,牡馬相手の羽田盃の方に出走し,ここを優勝。さらに東京ダービーも勝ちました。当時はジャパンダートダービーがまだなく,秋の東京王冠賞を勝って南関東三冠(牝馬三冠ではなく牡馬混合の三冠)達成。さらに古馬相手に暮れの東京大賞典も勝ちました。中央でたとえれば,桜花賞を勝った牝馬が,皐月賞(中央の場合は連闘になるのでまずあり得ませんが),ダービー,菊花賞,有馬記念と勝ったようなものですから,この馬がいかに強かったか理解できると思います。当時は現在のように中央馬と地方馬の交流レースが整備されていなかったため,公認重賞は勝っていません(出走も芝の2レースだけ)が,南関東史上の最強牝馬であったことは間違いありません。

 明日,豊橋記念2日目優秀ですが,また並びの予想しにくいメンバーになっています。佐藤友和,渡辺一成,内藤の北日本三車は結束するでしょう。僕は佐藤選手が前で駆けると思いますが,渡辺選手との前後は微妙です。金子貴志選手はこのメンバーなら稲垣選手の後ろでしょうか。南関東が3人乗っています。先頭は海老根選手ですが,結束するなら渡辺晴智選手と高木選手の前後は微妙だし,佐々木則幸選手が単騎ですから,どちらかがその後ろを回る可能性もありそうです。といった事情でまともな予想はできません。ここでは渡辺一成選手,金子選手,海老根選手の3人を,順番をつけずにあげておきます。

 第一部定理四の証明Demonstratioに必要なのは第一部公理一です。
 「すべて在るものはそれ自身のうちに在るか,それとも他のもののうちに在るかである」。
 実はこの公理Axioma,本当にそれ自体で公理として成立しているのか微妙な部分もあります。
 前に,ニーチェFriedrich Wilhelm Nietzscheの哲学とスピノザの哲学にはある近似性があるといいましたが,ニーチェはたぶんこの公理は認めると思います。というのは,ふたりの哲学の最大の共通点である内在性,つまり,自然Naturaを超越するものは一切ないという考え方は,『エチカ』にあってはここから生じるからです。そこで僕も,この公理の内容は正しいと思いますから,この問題については不問に付すこととして,この公理の意味をまずは考えることにします。

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