第4期マイナビ女子オープン挑戦者決定戦。対戦成績は石橋幸緒女流四段が9勝,上田初美女流二段が4勝で,千日手が1局。
振駒で上田二段の先手。オーソドックスな四間飛車模様でしたが,石橋四段の飯島流引き角戦法をみて向飛車に。後手の作戦からこれは持久戦になりやすく,相銀冠に。先手から仕掛ける形になって,それがうまく戦機を捕えていたようでやや優位に進んでいったように感じられます。
駒の損得はありませんが龍と飛車の差,また駒の働きの差で苦しそうな後手が△5四歩と突き出したところ。先手は▲6三歩成△同馬を利かせて▲6四銀と進出。△8一馬に▲7四歩と取り込み△同飛▲7五銀。△7一飛に▲7四歩と垂らしました。そこで後手が△5五歩と馬筋を通したのに▲同龍。△6三桂が両取りですが▲6五龍△7五桂に▲7三歩成。△8七桂不成はちょっと驚きましたが▲7ニ歩と打ち△5一飛には攻防の▲5四桂(第2図)。
この間,先手は銀損となりましたが,馬と飛車を共に抑え込みました。駒損でも駒の効率がよければ構わないというのは振飛車にはよくある考え方。実際にこの局面はすでに大差となってしまっているように思えます。この後,先手はと金を2枚作って寄せていく着実な攻め。馬付きの先手玉が堅いこともあり,最終盤の戦いに至らぬまま後手の投了となりました。
上田二段が2度めのタイトル挑戦者に。甲斐智美女王との五番勝負は年度が改まった4月5日に開幕します。
週末を挟んで2月7日の月曜が,僕のみなと赤十字病院の通院の日でした。
いつもと同様,まずは正午から採尿と採血の検査でしたが,この日はガラガラでびっくりしました。採血は中央検査室というところで行うわけですが,この中央検査室というのは,僕が受診した経験がある眼科,総合内科,耳鼻咽喉科とは異なりまして,通路から入ったやや奥まったところに専用の待合所というのがあります。しかし,非常に混雑しているときというのは,この待合所の中だけでは検査を待つ患者や付添いの人が入りきらず,廊下にパイプ椅子が用意され,そちらで待たなければならないというケースもあるのです。ところがこの日は,待合所の中にひとりの患者も待機していませんでした。僕はいつも採尿をしてから採血をすることにしていますので,この日もその順番でやったのですが,中央検査室の脇にあるトイレで採尿を終えて出てくると,すでに僕の採血の順番を示す番号が点灯した後でした。
というわけでこの日は最も順調に採血を終えて一旦は帰宅。昼食を摂り,諸々の用意をしてから再びみなと赤十字病院へ。診察を受ける患者のすべてが採尿や採血をするわけではありませんが,さすがに検査があれだけすいていたなら診察の方も早く終るのではないかと予想していたのですが,あにはからんやこちらの方は普段以上に患者が多く,午後3時の予約で実際に診察が開始されたのは3時40分くらいでした。
ここで重大な結果が待ち受けていました。ここ最近はずっと7%前後で推移していたヘモグロビンA1cの値が7.9%と,かなり悪化していたのです。М先生は僕が診察室に入るなり,この中間の体調はどうでしたかという主旨のことを尋ねてきたのですが,この質問はこの結果を受けてのものだったのでしょう。
昨年の冬場,朝の血糖値が高い水準で続いたということがありました。そのときもヘモグロビンA1cは悪化していたのですが,それは当然ながら僕も予期していました。だからそのときは即入院という覚悟もして診察を受けに行ったわけです。今回の場合,血糖値が高いということもあるにはあったのですが,昨年のときのようにはっきりとした傾向でそうであったという感じではなかったので,この結果は僕にとっては完全に予想外のものでした。
振駒で上田二段の先手。オーソドックスな四間飛車模様でしたが,石橋四段の飯島流引き角戦法をみて向飛車に。後手の作戦からこれは持久戦になりやすく,相銀冠に。先手から仕掛ける形になって,それがうまく戦機を捕えていたようでやや優位に進んでいったように感じられます。
駒の損得はありませんが龍と飛車の差,また駒の働きの差で苦しそうな後手が△5四歩と突き出したところ。先手は▲6三歩成△同馬を利かせて▲6四銀と進出。△8一馬に▲7四歩と取り込み△同飛▲7五銀。△7一飛に▲7四歩と垂らしました。そこで後手が△5五歩と馬筋を通したのに▲同龍。△6三桂が両取りですが▲6五龍△7五桂に▲7三歩成。△8七桂不成はちょっと驚きましたが▲7ニ歩と打ち△5一飛には攻防の▲5四桂(第2図)。
この間,先手は銀損となりましたが,馬と飛車を共に抑え込みました。駒損でも駒の効率がよければ構わないというのは振飛車にはよくある考え方。実際にこの局面はすでに大差となってしまっているように思えます。この後,先手はと金を2枚作って寄せていく着実な攻め。馬付きの先手玉が堅いこともあり,最終盤の戦いに至らぬまま後手の投了となりました。
上田二段が2度めのタイトル挑戦者に。甲斐智美女王との五番勝負は年度が改まった4月5日に開幕します。
週末を挟んで2月7日の月曜が,僕のみなと赤十字病院の通院の日でした。
いつもと同様,まずは正午から採尿と採血の検査でしたが,この日はガラガラでびっくりしました。採血は中央検査室というところで行うわけですが,この中央検査室というのは,僕が受診した経験がある眼科,総合内科,耳鼻咽喉科とは異なりまして,通路から入ったやや奥まったところに専用の待合所というのがあります。しかし,非常に混雑しているときというのは,この待合所の中だけでは検査を待つ患者や付添いの人が入りきらず,廊下にパイプ椅子が用意され,そちらで待たなければならないというケースもあるのです。ところがこの日は,待合所の中にひとりの患者も待機していませんでした。僕はいつも採尿をしてから採血をすることにしていますので,この日もその順番でやったのですが,中央検査室の脇にあるトイレで採尿を終えて出てくると,すでに僕の採血の順番を示す番号が点灯した後でした。
というわけでこの日は最も順調に採血を終えて一旦は帰宅。昼食を摂り,諸々の用意をしてから再びみなと赤十字病院へ。診察を受ける患者のすべてが採尿や採血をするわけではありませんが,さすがに検査があれだけすいていたなら診察の方も早く終るのではないかと予想していたのですが,あにはからんやこちらの方は普段以上に患者が多く,午後3時の予約で実際に診察が開始されたのは3時40分くらいでした。
ここで重大な結果が待ち受けていました。ここ最近はずっと7%前後で推移していたヘモグロビンA1cの値が7.9%と,かなり悪化していたのです。М先生は僕が診察室に入るなり,この中間の体調はどうでしたかという主旨のことを尋ねてきたのですが,この質問はこの結果を受けてのものだったのでしょう。
昨年の冬場,朝の血糖値が高い水準で続いたということがありました。そのときもヘモグロビンA1cは悪化していたのですが,それは当然ながら僕も予期していました。だからそのときは即入院という覚悟もして診察を受けに行ったわけです。今回の場合,血糖値が高いということもあるにはあったのですが,昨年のときのようにはっきりとした傾向でそうであったという感じではなかったので,この結果は僕にとっては完全に予想外のものでした。