スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

熊本記念&瞬間移動の場合

2008-06-17 19:54:24 | 競輪
 直線が長ければそれだけ紛れが生じやすくなるのが道理。すなわちラインで決まる可能性がそれだけ減ることになります。そういう意味では日本一直線が長い熊本競輪場は,日本一車券の難しい競輪場ということになるのかもしれません。今年の記念競輪は今日が決勝(動画)でした。
 Sは合志選手で荒井選手の前受け。4番手に小嶋選手,内藤選手は6番手に入り,7番手から平原選手で周回。
 平原選手の上昇は残り2周のバックからで,打鐘で荒井選手を抑えると,ホームから小嶋選手がさらに抑えたのですが,流したので外から荒井選手,内から平原選手にも来られ,バックでは最後尾まで後退してしまいアウト。先行は荒井選手で平原選手は内の3番手を粘る形。残り半周から業を煮やした後閑選手が自力捲りをうったのですが,ここで平原選手が松本選手を押し上げ,このあおりで後閑選手が落車し,平原選手は失格。結局,荒井選手の番手から地元の合志選手が抜け出して優勝。平原選手の運行で開いたインを伸びてきた諸橋選手が2着に届き,逃げた荒井選手は3着。
 優勝した熊本の合志正臣選手は,一昨年の全日本選抜などを勝っていますが,記念競輪は2004年11月の一宮記念以来の2勝目。昨年は不振の1年でしたが,今年は日本選手権でも2着になるなど復調。今日は展開の利が大きかったですが,地元での嬉しい記念競輪制覇となりました。

 明日は川崎で関東オークス。あまり当たる気がしませんが中心はプロヴィナージュ◎。カレイジャスミン○,マサノミネルバ▲。それからユキチャン△とブライズメイト△。

 瞬間移動というのはあくまでも運動ではなく,継続する静止状態における静止位置のみの変化と考えられるわけです。よって,第一の逆説の場合と同じ方法では,ある物体が永遠に瞬間移動をすることが不可能であるという矛盾を解消することができません。むしろ物体がXからYへと瞬間移動するというなら,XにおいてもYにおいてもその物体は各々の位置を占有していなければならないからです。よって時間が稠密であると考えられる限り,論理的には一切の物体は瞬間移動をすることができないということが帰結すると僕は思います。
 そこで物体が瞬間移動をするためには,少なくとも時間の稠密性についてはこれを排除しなければならないということになります。すなわち,たとえばPという時間に物体がXからYへと瞬間移動するためには,Pの直前,もうそれ以上は一切の隙間がないような直前という意味のRという時間がなければならず,そして時間がRのときにはXにあった物体が,時間がPを迎えたときにYにあるということによって,はじめてこの物体が瞬間移動をしたということができるようになるわけです。
 確かにこれで物体が瞬間移動をすることが可能であるという結論を引き出すことができました。ところが,こうして引き出された結論には,まだ不自然な点があるように僕には思えるのです。
コメント
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