スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

東京湾カップ&今

2008-05-07 19:34:03 | 地方競馬
 1着馬には来月4日の東京ダービーへの優先出走権が与えられる今日の第22回東京湾カップ
 好発はギャンブルオンミーもモエレラッキーがハナを主張しこちらの逃げ。ギャンブルオンミーは2番手で,3番手は内にジャイアンツゲット,外にノースダンデー。最初の900メートルは54秒9で,ペースだけでいうならばハイペースでしょうが,隊列が決まるのは早かったので,前の馬にはわりと楽な展開に。
 直線に入るところでノースダンデーが外から上がり,モエレラッキー,ギャンブルオンミーの3頭は並ぶような形に。直線に入るとギャンブルオンミーがモエレラッキーを捕えて先頭に。ノースダンデーは後退し,変わってギャンブルオンミーの外まで持ち出したのがジャイアンツゲット。結局抜け出したギャンブルオンミーが優勝。ゴール前でジャイアンツゲットがモエレラッキーを交わして2着。モエレラッキーは3着。
 優勝したギャンブルオンミーは昨年12月の白鳥特別以来となる勝利でこれが3勝目。南関東重賞は初制覇。ここ2回と比べると,今日は前でレースを進められたのがよかったのではないかと思います。騎乗したのはJRAの内田博幸騎手で,南関東重賞は2月の金盃以来の優勝。当時は大井所属でしたので移籍後は初制覇。内田騎手,船橋の佐藤賢二調教師と,東京湾カップは初優勝です。
 2着のジャイアンツゲットは上がり馬。ここでこのくらい走れれば,トップクラスを相手にしても入着級の評価はできそうです。

 『デカルトの哲学原理』におけるゼノンの逆説に対するスピノザの言及というのは,僕の解釈では,前半の部分が第四の逆説に,後半の部分が第三の逆説に関係しています。しかしここでは第四の逆説は扱いませんので,その部分は必要ありません。そこで第三の逆説に対するスピノザの反論というのをみてみます。
           
 これも僕の解釈だと,この反論は主にふたつの観点からなされています。そのうちのひとつが,ゼノンが物体は運動するとするなら今運動するのであるというとき,そのように考えられる今なるものは実在しないとする反論です。この点に関しては僕はスピノザ哲学との関係から少しいい換えたのですが,仮にそのようにいい換えたとしても,この反論は同様に成立していると思います。
 スピノザがいうには,ゼノンがこのように示している今というのは,最小時間に属します。最小時間というのは,もうそれ以上は細かく分割することができないような時間と考えればいいでしょう。僕たちが使うことばでいえば,瞬間というのがこれにあたるかもしれません。しかしスピノザの考えでは,そのような瞬間としての最小時間なるものはないのです。そこでこれからは,このスピノザの考え方の妥当性をもっと詳しく考察していくことにします。
コメント
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