analog player & Vacuum valve amplifier (Electron Tube Amp)

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6DJ8、2SK117について。 (差動プリ7/7)

2022-08-17 00:01:06 | CfD‐8 (差動)

今回の差動アンプには、6DJ8と言う真空管を初めて使った。

この球の手持ちが4本なので、5687で後程試してみようと思う。

この真空管の動作例として

Epが 90V

Ipが 15mA

と言うのが有る。

この時のrpをようやく見つけた。

推定値だが2.64kΩ

おおっ、っと思ったが、5687もこの位電流流せば下がるかも?

しかもPPにして使うとOPTに電流をこんなに流せない。

 

そしてヒーターが6.3V。

私は今までヒーター電圧が12Vの物ばかり使ってたが、6.3Vとは使いやすい。

最初勘違いしてて、ヒーターのセンターを使って6.3V掛けてたが、電流の流れた気配が無かった。

よって配線を修正した。

多分この真空管は10mA流したいのだろうけど、私の場合7mA位しか流れてないのではないか?

カソードに付けたFETはなんで10mAの物か?っと思ってたが、6DJ8のバイアス電流の事だと思う。

それをちゃんと設計通りに流すため選別をするのかな。

今回私の使ったK117は無選別だがそこそこそろってんじゃないの?って思う。

まあ、電流が少なめだが。もっと流したい場合はGRではなくBLを使うのか。

以前作ったIdss測定冶具を使おうと思ったが、少し改造が必要だったかもしれない。

ちゃんと組むようになったらBLグレードを買って選別してみようか。

 

トランジスタなんてやることは無いだろうと思ってたが、ここに来てやることになるとは。

 

 

 

某HPではヒーターの整流回路に定電圧回路?を入れてるが、これはK117のソース電圧Edssの異常上昇を防ぐためか、なんて思ってたが、無くても行けそうだ。

 

マイナス電源も私は今回初めてだったが、こういう動きするんか、っと実際に組んでみて初めて分かることが結構あった。

カソードのマイナス電源は15Vタップから取っており、真空管のヒーターが暖まらないと-20V程になり、真空管カソードに電流が流れると電圧が上がっていく。

カソード電圧は最初は-20V程で、真空管に電流が流れると上がっていき、0を超えて3V程になる。

なんてことが実際に動かしてみて「なるほど~」っとなる。

 

 

 

6DJ8のロードラインを見つけた。

元にさせていただいたデータ:Ep=110V、Ip=5mA、Ek=-5Vを載せてみた。下図赤線。

なんか合わないな。

今回の実測値を載せてみた。下図緑色線。Ep=100V、Ip=4mA、Ek=-4Vが(カソード電圧が少し低いが)載る。

マイナス電源の考えがわからなかったが、これらによると0Vからの電圧がカソード電圧(=バイアス電圧)と思う。

この時のカソード電圧でたっぷり電流を流すためのマイナス電圧か、と考える。

まあ、入力がグランドに落ちてるのでそうなんだろうな。

 

 

20220610

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