(以下、DS‐3000で鳴らしてたと思ってたらSP‐50を鳴らしてました・・・)
出てきた音は思いもよらない感じだった。
いま、私の最強システムなのだが、雰囲気が随分レトロな感じ。
70年代のシステムを聴いてるようだ。
っと言ってもSP‐50程ではない。
あれは古いラジオみたいだが、こっちはレンジ感が違う。
なのだが、これがまた心地よい。
DS‐3000からこんな音が出るとは思わなかった。
音量を上げると豹変する。
部屋中に音が充満する感じ。
国産スピーカー、特にこの三菱はキツイ音を出す。
キツいバイオリンは仕方ないと思ってた。
それが「ハーベス」のような音を出す。
何が違うか?
あちらには官能が有るが、こちらには無い。
惜しい。
ってもここまで来たのは大したものだ。
私にはこれが良い。
ハーベスはやりすぎ、作りすぎの気がする。
っと言い訳をしておく。
フルレンジのような感じで、各帯域の繋がりがスムーズ。
超低域の「ズゥウン」は無いような気がしたが?
これだとPPと比較してシングルの薄い感じは無い。
多分EDさんに教わった動作点。
これがハマった。
違うシステムになった。
私は5687の動作点を220V14mAから140V12mAまで下げたが、10mAまではやらなかった。
下げるのに失敗したのも有るが、NP‐126の許容電流半分に躊躇した。
それに動作点は結構弄ってきたつもりだが、まだ勘所が掴めてない。
それから一つ疑問もある。
負荷を軽くすると高域にピークが出来る。
重くすると低域が伸びる。
そういう風に理解してるのだが、どうも私のイメージとは真逆なんだな。
この辺はもう少し経験を積むことにしよう。
今回はNP‐126を10kΩでつかっているのだが、20kにしたら高域にピークが出来た。
なのに高域が下がって聴こえる。
F特ももう少し高域が伸びても良いと思う。
この辺がレトロやハーベスのように聴こえた原因と思うのだが、どうだろう?
いまF特を見直すとハイ落ちだな。
ここを伸ばそうとすると低域が犠牲になる。
けどもう少し犠牲にしても良いんじゃね?
いま、伝送ラインが600Ωではなく1kΩ程になってるはずだからもう少し下げても良いかもしれない。
はて、600Ωにしたら何か問題が出てた気がするのだが、なんだっけ?
まあいいか。調整してみるか。
凄みとか突出した特徴が無いが、鳴り切った満足感が有る。
今までのLPの評価が変わってしまう。
・・・アンプのパーツをあれこれ換えてた時、自在にアンプを調整出来たらなぁ、っと思ってた事を思い出した。
スピーカーケーブルを手繰っていったらSP‐50に繋がってた。
さすがに分かるだろう・・・?
それが分からなかった。
20220417