今回の差動アンプには、6DJ8と言う真空管を初めて使った。
この球の手持ちが4本なので、5687で後程試してみようと思う。
この真空管の動作例として
Epが 90V
Ipが 15mA
と言うのが有る。
この時のrpをようやく見つけた。
推定値だが2.64kΩ
おおっ、っと思ったが、5687もこの位電流流せば下がるかも?
しかもPPにして使うとOPTに電流をこんなに流せない。
そしてヒーターが6.3V。
私は今までヒーター電圧が12Vの物ばかり使ってたが、6.3Vとは使いやすい。
最初勘違いしてて、ヒーターのセンターを使って6.3V掛けてたが、電流の流れた気配が無かった。
よって配線を修正した。
多分この真空管は10mA流したいのだろうけど、私の場合7mA位しか流れてないのではないか?
カソードに付けたFETはなんで10mAの物か?っと思ってたが、6DJ8のバイアス電流の事だと思う。
それをちゃんと設計通りに流すため選別をするのかな。
今回私の使ったK117は無選別だがそこそこそろってんじゃないの?って思う。
まあ、電流が少なめだが。もっと流したい場合はGRではなくBLを使うのか。
以前作ったIdss測定冶具を使おうと思ったが、少し改造が必要だったかもしれない。
ちゃんと組むようになったらBLグレードを買って選別してみようか。
トランジスタなんてやることは無いだろうと思ってたが、ここに来てやることになるとは。
某HPではヒーターの整流回路に定電圧回路?を入れてるが、これはK117のソース電圧Edssの異常上昇を防ぐためか、なんて思ってたが、無くても行けそうだ。
マイナス電源も私は今回初めてだったが、こういう動きするんか、っと実際に組んでみて初めて分かることが結構あった。
カソードのマイナス電源は15Vタップから取っており、真空管のヒーターが暖まらないと-20V程になり、真空管カソードに電流が流れると電圧が上がっていく。
カソード電圧は最初は-20V程で、真空管に電流が流れると上がっていき、0を超えて3V程になる。
なんてことが実際に動かしてみて「なるほど~」っとなる。
6DJ8のロードラインを見つけた。
元にさせていただいたデータ:Ep=110V、Ip=5mA、Ek=-5Vを載せてみた。下図赤線。
なんか合わないな。
今回の実測値を載せてみた。下図緑色線。Ep=100V、Ip=4mA、Ek=-4Vが(カソード電圧が少し低いが)載る。
マイナス電源の考えがわからなかったが、これらによると0Vからの電圧がカソード電圧(=バイアス電圧)と思う。
この時のカソード電圧でたっぷり電流を流すためのマイナス電圧か、と考える。
まあ、入力がグランドに落ちてるのでそうなんだろうな。
20220610
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